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仮橋で8月末の通行再開目指す 大雨で崩落した黄瀬川大橋 【沼朝2021年(令和3年)7月22日(木曜日)】
仮橋で8月末の通行再開目指す
大雨で崩落した黄瀬川大橋
今月はじめの大雨で崩落した黄瀬川大橋について、県は仮設の橋を架けた上、8月末には通行を再開したい考えでいる。
沼津市選出の曳田卓県議によると、被災(崩落)した橋げたが流れを阻害する恐れがあることから、まず橋げたを撤去してから、そこに仮橋を架けるという計画だと言う。
崩落は、黄瀬川が増水して急な流れが生じ、沼津寄りの橋脚の支持基盤が洗掘され、橋脚が沈下したことにより起きたと見られている。
直後から同橋は通行止めとなり、車両等は現在、下流の黄瀬川橋などを利用している。
工事の段取りについて県沼津土木事務所では、国土交通省と協議中だとした上で、崩落した沼津側の橋げた2枚を撤去し、その後に仮橋を架けて旧国道1号を従来通りに使用する方法を挙げる。
そのため、沈下した橋脚を安定させたが、橋げた撤去と同時に沈下した橋脚を撤去することも選択肢の一つだと言う。
また、現橋の上流側への仮橋架設も想定しながら検討しているが、第一義的には現橋を利用することだとし、無事だった橋脚の安全性も確認する。
仮設の橋では片側交互通行の可能性もあるが、国交省には、こうした被災を想定した仮橋が用意されていると言う。 一方、本格復旧に向けては年単位での取り組みが必要になる。下流の黄瀬川橋架け替えの際には、用地買収に始まり、完成までに5年を要した。
河川工事は出水期の間はできないという季節による制約もあるためで、橋の部分の建設だけでも、そのための時間が必要になる。
【沼朝2021年(令和3年)7月22日(木曜日)】
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橋の根本から見直しか 一部が崩落の黄瀬川大橋 【沼朝2021年(令和3年)7月9日(金曜日)】
橋の根本から見直しか
一部が崩落の黄瀬川大橋
大雨により黄瀬川が増水し一部が崩落して通行できなくなっている黄瀬川大橋を7日、自民党災害対策特別委員会メンバーが視察。説明に当たった県沼津土木事務所の池ケ谷規文所長が、考えられる原因や今後の対応などについて話した。
同委員会では今村雅広委員長(衆議院議員・元復興大臣)らが熱海市での現地視察に続いて沼津を訪れた。
黄瀬川大橋は1953年(昭和28年)に完成し、2013年と14年に耐震補強工事を実施。県道380号富士清水線(旧国道一号)上にあるため、沼津と清水町、三島市方面を行き来する車両が走行し交通量が多い。
川底に立つ4基の橋脚で橋桁を支える構造で、3日の大雨による増水の影響で同日午前10時ごろ、沼津側の橋脚1基が川底の洗掘によると見られる桁下沈下で傾き、沈み込んだ分だけ、橋脚を支点としていた東西2基の橋桁が下がり、継ぎ目部分でV字型に折れた状態になった。
沈下した橋脚の数十桝先の下流には、橋脚を囲うように敷き詰め川底を保護していたコンクリートブロックが散乱しており、当時の川の流れの激しさを物語っている。
この視察には頼重秀一市長や県議や市議らが同行。今村委員長らに対し池ケ谷所長は、川を管理する国土交通省沼津河川国道事務所と協議し、現在調査中であると前置きしながら、崩落の原因について、橋の上流で川が大きくカーブしていることから、橋脚周辺の流れが遠心力で加速してコンクリートブロックを押し流し、川底が洗掘されて橋脚が傾いた可能性がある、との見解を示した。
さらに「昭和28年に造られた橋で、ボーリング調査のデータもない。壊れた橋桁を撤去し、川底を保護するために橋脚付近の地盤の調査も必要」だと、橋の根本から見直す考えを示したのに対し、同委員会に黄瀬川大橋の視察を働きかけた勝俣孝明衆議院議員は「毎日、多くの車両の往来がある主要幹線道路で、通行止めが長引くと経済が死んでしまう。仮設の橋でも良いので、早急に通行できるようにしてほしい」と求めた。
今村委員長は「川の構造からして橋脚周辺で相当量の水の勢いがあったことが分かった。交通量の多い主要幹線ということで一日も早く復旧するよう、工事のやり方なども含めて国に提言していきたい」と話した。
【沼朝2021年(令和3年)7月9日(金曜日)】
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第一、第二中校区統合で要望(沼朝令和3年7月1日号記事)
第一、第二中校区統合で要望
第二校区が市長に中学校の再考求め
第一校区と第二校区の学校統合間題で6月30日、第二校区関係者が市役所を訪れ、頼重秀一市長への要望書を秘書室の大野真一室長に渡した。
少子化進展の中で学校規模の適正化、適正配置などが必要な時代となり、市内でも既に小中一貫校が誕生してきている。
今回の統合について、市教委教育企画課が市議会文教産業委員会に報告。両校区の小学校3校(第一、第二、千本)を統合し、施設は現在の一小とすること、中学校も同時に第一と第二の2校を統合し、施設は現在の一中とすること、小中校共に2023年4月1日に統合校を開校することを説明した。
これに対して第二校区の関係者から驚きと反発の声が上がり、今回の要望となったもので、小学校3校の統合については了解するものの、中学校については、さらに議論の時間を設けてほしいことや使用しなくなる校舎の住民のための活用などを訴えている。
「第二地区コミュニティ推進委員会会長望月照五」名で求めた「沼一中と沼二中の統合を急がないでください!」と題する要望は次の通り。
令和5年4月から、第一小学校、第二小学校、千本小学校の3校を第一小学校の施設に統合し、同時に、第一中学校と第二中学校を第一中学校の施設に統合することを目指すという方針が、沼津市教育委員会から示されました。
3つの小学校の統合は、千本小学校の複式学級化が迫っており、第一小学校と第二小学校の児童数も減少していて、第二小学校が津波の浸水想定区域になっていることから、止むを得ないと考えます。
しかし、第一中学校と第二中学校の統合については、昨年8月に「第一・第二中学校区適正化推進委員会」が組織されて議題に入ったばかりで、地域住民の多くにとっては、寝耳に水の提案です。小学校の統合と同時に中学校の統合を急いで行わねばならない理由や第一中学校へ統合するという合理的な理由が示されておりません。
沼津市教育委員会は、第二地区から、再来年には小学校と中学校をなくしてしまおうとしているのです。第二地区コミュニティ推進委員会会長望月照五は、第二地区コミュニティの核としての小・中学校を第二地区から一挙になくしてしまおうという方針に強く反対いたします。
◎第二地区コミュニティ推進委員会会長望月照五は、頼重秀一沼津市長に以下について強く要望いたします。
(1)小・中学校は、地域コミュニティの核です。小・中学校の統合に当たっては、「まちづくり」の視点を忘れることなく、地域の住民と存分に話し合うとともに、地域の住民の意見を充分に聞き、中学校の統合を急がないでください。
(2)第一小学校、第二小学校、千本小学校の3校を統合して、第一小学校の施設を用いることには同意いたしますが、その際、第二小学校の施設を津波による浸水避難場所や防災、スポーツ、地域交流の場としての役割を果たせるようにしてください。
(3)第一中学校と第二中学校の統合を、小学校の統合と同時に実施しなければならない合理的な理由はありません。充分な議論と住民の合意がなされるまでは、現在のまま存続させてください。
要望の内容については複数の関係課にまたがるため、各課を回った上で市長に届けられると言う。
要望書提出後、望月会長は「(要望書を提出した当日の6月)30日まで在校生の保護者を対象にした説明会が開かれているが、紛糾している。コロナ禍でPTA総会も開けず、PTA会長の顔も見たことがない保護者が多い状況で、住居の意見も反映されないまま、ここまで統合の話が来てしまった」と指摘。
さらに「長い年月をかけて議論してきた小学校の統合には合意できるが、中学校統合については昨年年8月に議論が始まったばかりで、学校をどこに置くかという議論に終始した。コロナ禍で人を集めるのも難しい中、わずかな期間で方針が決まったが、もっと議論が必要。急いで小学校と同時に統合する必要は、ないのではないか」と訴えた。
また、第一・第二中学校区適正化推進委員会の委員を務めた水田真道さんは「保護者の一部の意見を聴いて総意とするのではなく、受験を控えた3年時になって突然、一中と統合されることになる(現在の二中)1年生の保護者の意見も、ぜひ聴いてほしい。部活動や教育方針、両校の交流、津波浸水避難場所や地域交流の場としての校舎の跡地利用など事前に話し合うべき課題は多い。じっくり話し合う時間が欲しい」と話した。
【沼朝2021年(令和3年)7月1日(木曜日)】