2022年3月31日木曜日
2022年3月30日水曜日
沼津商議所が常議員総会 紅野会頭、続投
商議所が常議員総会
事業計画、人事案件など承認
沼津商工会議所(紅野正裕会頭)は29日、第141回通常議員総会を開催。2022年度事業計画(案)などの5議案と理事の選任などの8報告事項を諮り、全てが承認された。
開会冒頭、紅野会頭はウクライナの戦況やコロナ禍、半導体不足などの社会情勢に触れながらあいさつ。来年度については「11月以降、2024年の(同商議所)100周年記念事業に着手していきたい」と話した。
紅野会頭が議長となり進められた議事では、第1号議案として、奈良直紀副会頭(明電舎沼津事業所長)から社内異動による退任の申し出があり、新任として後任の同事業所長となる田島誠也氏が新副会頭の選任について審議され、賛成多数によって承認された。
奈良副会頭は「2年間の在任中はコロナ禍だったが、さまざまな施策ができたことが良い思い出」などと退任のあいさつをした。
また、コロナ禍等の影響による社会経済動向や会員事業所の実態を踏まえ、議員定数を現在の140から120にする定款の変更(案)や、地場産品の販路及び消費拡大支援やカラー仕様等による会報誌「Net」の発行などの事業計画(案)も承認された。
報告事項では、工藤浩史常務理事が退任し、光林治氏(現・愛鷹山森林組合業務部長、元・市産業振興部長)が就任すること、青年部の山田貴志会長(ビット代表取締役)が退任して大房正征氏(オオフサ代表取締役)が後任を務めることなどが報告された。
【沼朝令和4年3月30日(水)号】
紅野会頭、続投へ沼津商議所
1期目の任期が10月末で満了となる沼津商工会議所の紅野正裕会頭の続投が29日までに固まった。10月に開催予定の臨時議員総会で正式決定する。
新型コロナ禍で収益の落ち込む会員事業所が増えるなど課題が山積しているほか、2024年の創立100周年記念事業など重要施策があり、複数の役員によると、役員間で続投に異論はないとみられる。JR沼津駅付近鉄道高架事業に向けた前提工事が1月に始まり、経済界として新たなまちづくりを推進すべきと判断した。
紅野氏は副会頭を経て19年11月に会頭就任。沼津信用金庫理事長を務め、昨年8月から会長。コロナ禍の中で地域経済を支える傍ら、県東部コンベンションビユーロー会長も担い、24年に予定される太陽光発電国際会議の同市誘致に尽力した。
紅野氏は取材に「地域活性化へ、県と市と連携して臨みたい」とした。
【静新令和4年3月30日(水)朝刊】
2022年3月29日火曜日
2022年3月28日月曜日
2022年3月27日日曜日
2022年3月26日土曜日
2022年3月25日金曜日
2022年3月24日木曜日
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2022年3月21日月曜日
2022年3月20日日曜日
2022年3月19日土曜日
2022年3月18日金曜日
2022年3月17日木曜日
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2022年3月15日火曜日
2022年3月14日月曜日
2022年3月13日日曜日
「中央公園再整備基本方針(案)」へのパブリックコメントを募集している。期限は18日。
中央公園の再整備へ
市が基本方針への意見を募集
市は、再整備を計画している大手町の中央公園の「中央公園再整備基本方針(案)」へのパブリックコメントを募集している。期限は18日。
同公園は、1970年の開園から50年以上が経過。施設老朽化が目立つとともに、「トイレの設置位置による東西の分断」や「南側広場の高低差による南北の分断」など課題があり、中心市街地のまちづくりに合わせた再整備が予定されている。
整備に当たっては民間資金を利用して民間事業者に施設整備や公共サービスの提供等を委ねる「PFI方式」も考えられていて、特に市は国が推奨し補助金も出ることから、公園に特化した「パークPFI」を検討中。市内でも、旧少年自然の家をリノベーションした愛鷹運動公園の「INNTHEPARK」で行われている。
同整備計画では、昨年6月に有識者会議として「沼津市中央公園再整備墓本計画策定委員会」が組織され、同月、プロポーザル方式で再整備計画案の作成を受託したSOCI(本社・東京)と市都市計画部緑地公園課により2回の会議を開いて出た意見や、昨年12月から約1カ月」間、市内全地区センターにアンケー卜用紙を置くなどして集めた意見等を基に今回の基本方針(案)が作成されている。
同委員会の委員は、少年自然の家の指定管理にも携わる馬場正尊さん寸沼津市みどりの基本計画に携わる今西良共さん、沼津市出身で東京大学で建築学を教える三谷徹さんの3人で、委員と事業者の任期は2021年度-年間。 同公園の再整備を巡っては、スケートボーダーらによる団体「中央公園の若者文化を守る会」が昨年8月、スケートボード専用スペースの設置等を求める要望書を都市計画部長宛てに提出。
また、沼津郷土史研究談話会の匂坂信吾会長が「会にとって、この公園は、狩野川を外的防護の外堀に見立てて築城された三枚橋城、沼津城の本丸があった場所で、沼津を象徴する重要な史跡であり、聖地そのもの」と昨年10月15日付の本紙「言いたいほうだい」欄に投稿するなど、様々な人々が大切にしている公園。 パブリックコメント郵送の場合は18日の消印有効。資料を閲覧できる場所は、市のホームページ、市役所緑地公園課(6階)、生活安心課(2階)、各市民窓口事務所、市立図書館。指定の様式はなく、住所、氏名、電話番号、資料の該当ページ、意見内容を記入し、郵送、持参、ファクスまたは電子メールで提出する。口頭や電話での意見は一切受け付けない。意見を提出できるのは、市内に在住、在勤、在学の人、または市内に事務所もしくは事業所がある法人等、そのほか、この件について利害関係を有する人。
コメントの結果は今月下旬に公表される予定。提出・問い合わせは緑地公園課利用推進係(〒410ー8601 御幸町16の1、電話934ー4796、FAX934ー2310、メールアドレスryokuti@city.numazu.lg.jp)
【沼朝令和4年3月13日(日)号】
2022年3月12日土曜日
2022年3月11日金曜日
2022年3月10日木曜日
田子重が沼津に新店舗オープン 県東部初出店
田子重が沼津に新店舗オープン
県東部初出店
食品スーパーの田子重(焼津市)は9日、沼津市西島町に新店舗をオープンした。県東部初出店。売り場面積は約2300平方㍍と、同社では最大規模になるという。
豊冨な品ぞろえや、店内調理・加工にこだわった。世帯人員の縮小や働く女性の増加を捉えて各種総菜を充実させた。海産売り場では沼津港で水揚げされた魚介類を多く扱い、ワイン売り場も約800種類が並ぶ。総菜、海産、精肉、べーカリーの各売り場は調理.加工の作業場が見えるようにした。
鉄骨3階建て。2、3階は駐車場になっている。営業時間は午前9時~翌午前0時。
【静新令和4年3月10日(木)朝刊】
2022年3月9日水曜日
東伊豆町長に岩井氏 60年ぶり 新人の無投票当選
新人岩井氏が届け出東伊豆町長選
無投票の公算
任期満了に伴う東伊豆町長選は8日告示され、無所属で新人の元自民党参院議員岩井茂樹氏(53)が立候補を届け出た。他に立候補の動きは見られず、無投票の公算が大きい。
立候補の届け出は同日午後5時まで町役場で受け付ける。選挙戦になった場合、投票は13日午前7時から午後6時まで、町内9カ所で行われ、午後7時半から町役場で即日開票される。期日前投票は9~12日、町役場(午前8時半~午後8時)と町立図書館(午前8時半~午後5時)で行われる。
7日現在の選挙人名簿登録者は1万506人(男5065人、女5441人)。
人口減対策に力 第一声
岩井茂樹候補は、東伊豆町稲取の稲取漁港で第一声を放った。人口減少対策が重要とし、「移住定住者と地域をつなげる懸け橋になりたい」と訴えた。人口増には働く場所づくりが必要として「農業や漁業を稼げる産業にしたい」とカを込めた。その上で「行政と民間企業、町民が連携する町にしたい」と聴衆に呼び掛けた。
【静新令和4年3月8日(火)夕刊】
東伊豆町長に岩井氏
60年ぶり 新人の無投票当選
任期満了に伴う東伊豆町長選は8日午後5時に立候補の届け出が締め切られ、無所属で新人の元自民党参院議員岩井茂樹氏(53)以外に届け出はなく、無投票での初当選が決まった。同町長選で新人の無投票当選は1962年以来、60年ぶり。国会議員経験者が小規模自治体の町村長に転身するのは、全国的にも珍しい。
=関連記事4面へ
岩井氏は21年の知事選敗戦後、商工業者の要請を受け、同年秋に同町に移住。同年11月の出馬表明後は幅広い層から支持を集めた。元参院議員の知名度を生かし、町内をくまなく回って支援を訴え、対抗馬の出現を阻んだ。
午後5時20分、同町稲取の事務所で支援者に出迎えられた岩井氏は「町の課題を総点検し、子どもたちの世代に町を引き渡していく施策を進めたい」と決意を述べた。
東伊豆町長の略歴
岩井茂樹氏(いわい・しげき)名古屋市生まれ。建設会社員などを経て、2010年に参院静岡選挙区で初当選し、国土交通副大臣などを歴任。知事選出馬のため、2期目途中の21年に辞職した。名古屋大大学院修了。稲取。
安定の町政運営へ議会と関係構築を
(解説) 過去最長の4期16年を務めた太田長八東伊豆町長の後任は、元参院議員として高い知名度を誇る岩井茂樹氏が無投票で選ばれた。
太田町政の後半は稲取漁港直売所整備などを巡り、しばしば町長と議会が対立した。移住して半年の岩井氏にはまず、安定した町政運営のために議会との関係構築が急がれる。
急速な少子化に伴う小中学校再編計画の見直しや人口減少対策、厳しい財政運営など町政課題は山積みだ。人ロ1万人余りの小さな町では、国政とは違ったきめの細かさが求められる。豊富な政治経験をどう生かすか、町民の期待は大きい。
東伊豆町新町長の抱負
岩井茂樹氏 教育推進人口増目指す
2021年の知事選敗戦後、参院議員だった父・国臣氏の秘書時代から16年余り交流してきた東伊豆町の商工関係者から、町のかじ取り役に推された。地縁のない町での重責に「東伊豆に骨をうずめる覚悟」と決意を語る。
国土交通副大臣も務めた中堅議員から、人ロ1万1千人の町長への転身は全国的にも珍しい。「国会議員を経験して、小さい自治体ほど政治家と現場の距離が近く、手腕が試されると感じた。だからこそやりがいがある」と気を引き締める。町は30年で約3割が減った人口減対策が急務だ。「人口を1万5千人に増やしたい」と大きな目標を掲げる。情報技術を活用した質の高い教育の推進で子育て世代の町外流出を防ぎ、移住者向けの不動産情報の可視化、水産業と観光業を関連づけた新たな雇用創出も目指す。
「町外出身だからこそ、町を俯瞰(ふかん)して見られるのが自分の強み」と強調する。「まずは町民の話を聞くことからスタートする」と、就任後も町民説明会などを開き、住民との対話を続ける考えだ。
建設会社勤務時代は、ダム工事の現場監督を経験。富士常葉大(現常葉大)の非常勤講師も務めた。趣味はダイビングにキャンプとアウトドア派。家族は妻と4歳の長女。
【静新令和4年3月9日(水)朝刊】