2022年10月31日月曜日
2022年10月30日日曜日
沼津に誕生したおまち かつてにぎわいは現在の本町に
沼津に誕生したおまち
かつてにぎわいは現在の本町に
IBA未来塾(松田啓資理事長)は、沼津史談会の長谷川徹副会長による「沼津におまちの誕生」をテーマにした講座を10日、日の出町のサンウェルぬまづ2階会議室で開いた。
沼津の歴史と文化シリーズの学習会として、今年度は沼津駅南商店街の再生のヒントを歴史から探ろうと、全6回の予定で講座を開いており、今回が4回目。
長谷川さんは、地域一の繁華街を示す「おまち」という言葉について、沼津では江戸時代から戦前まで本町を指していたことを話し、当時の活気ある街並みや今も残る沼津宿の老舗店舗を写真で紹介。
本町が栄えた理由として、旧東海道沿いの沼津宿にあり、船で来た人が狩野川の河岸から上陸し、仕事や買い物、用事を済ませて宿泊するなど、交通の要衝にあったため。
当時、汽車の停車場は「蒸気機関車が煙を吐き出し、トイレが垂れ流しの迷惑施設。繁華街から離れた荒廃した土地に造られた」が、東海道本線が開通し、道路が整備されると駅前が一等地に変わり、「おまち」は駅周辺を指すようになった。
鉄道や自動車が交通の主流になり、徒歩や船で移動する人が減ったこともあって本町は衰退したが、長谷川さんは本町のかつてのにぎわいについて振り返った。
次回、5回目は11月20日午前10時から11時半まで同じ会場で開き、「時代の波にのみ込まれた沼津」をテーマに、市内の工場の海外や市外への移転、人口流出などについて取り上げる。
参加費1000円。
問い合わせは松田理事長(電話090ー1291ー4638)。
【沼朝令和4年10月30日(日)号】
2022年10月29日土曜日
正副会頭ら役員案件承認 沼津商工会議所臨時議員総会
正副会頭ら役員案件承認
沼津商工会議所臨時議員総会
沼津商工会議所は27日、臨時議員総会を上土町のリバーサイドホテルで開き、紅野正裕氏(沼津信用金庫会長)の会頭選任などの議案を全て可決した。
紅野氏は2期目の就任に向けて取材に答え、新型コロナウイルスやウクライナ情勢が影響した厳しい経済状況下で、「経営なんでも相談会」の開催など伴走型支援を継続していく強い決意を述べ、さらに、沼津駅付近鉄道高架事業等に関連する沼津駅周辺の開発に関連した「東京に本校を置く大学サテライト校の誘致」や、子どもがモノ作りを見学体験できる「産業展」を市と連携して開く計画など教育に関わる取り組みを行っていき産学官民の連携に力を入れていく考えを示した。
総会では、副会頭に後藤行宏、山口憲三、高村和秀、田島誠也の各氏、専務理事に杉山金芳氏を再任する人事案なども可決され、定数を140から120に減員した第24期議員や、光林治氏を常務理事選任(再任)などの報告が行われた。
会頭、副会頭、専務理事等の任期は11月1日から3年間。
【沼朝令和4年10月29日(土)号】
2022年10月28日金曜日
2022年10月27日木曜日
2022年10月26日水曜日
2022年10月25日火曜日
2022年10月24日月曜日
2022年10月23日日曜日
2022年10月22日土曜日
2022年10月21日金曜日
2022年10月20日木曜日
2022年10月19日水曜日
2022年10月18日火曜日
2022年10月15日土曜日
鉄道開業きょう150年 明治から令和へ生活の支え 鉄道150年夢乗せ未来へ 開業の地新橋から記念列車 グッズや特別切符も(静新14日朝・夕記事)
鉄道開業きょう150年
明治から令和へ生活の支え
各地で式典、イベント
明治時代の1872年に日本初の鉄道が新橋ー横浜間で開業してから14日で150周年を迎えた。徒歩で1日がかりだった同区閻は約1時間に短縮され、近代化の象徴となった。明治末期にはほぼ全国的な幹線網が完成し、産業発展に貢献。1世紀半が経過した令和の時代でも人々の生活や経済を支え続けている。14日以降、各地で記念式典やイベントが開かれる。
旧国鉄や国土交通省などの資料によると、開業式では新橋、横浜両駅に万国旗がはためき、明治天皇が乗車した。煙を噴き上げ疾走する蒸気機関車は幕宋の黒船来航に並ぶ衝撃を与え、海上に築かれた「高輪築堤(ちくてい)」を走る姿が錦絵に描かれた。
開業初年度の旅客数は49万5078人。1889年には東海道線が新橋から神戸まで開通した。1906年には全国の線路延長が官設と私設を合わせ、現代の約4分の1に当たる約7700㌔に。年間の輸送量は旅客1億2千万人、貨物2400㌧に達した。2019年度はJR各社と公営鉄道、私鉄各社の合計で旅客252億165万4千人、貨物4267万㌧に上る。
開業当時の列車は時速30㌔程度だった。1930年に運転を開始した超特急「燕(つばめ)」は東京ー大阪間を従来より2時間以上早い8時間20分で結んだ。64年の東海道新幹線開業で東京ー新大阪間は約4時間となり、現在は最速2時間21分にまで短縮された。
今後、さらなる高速化や自動運転などの技術革新、大都市の在来線と新幹線の延伸が見込まれ、リニア中央新幹線の建設も進む。他方でモータリゼーションの進展や地方の過疎化でローカル線は窮地に追い込まれ、近年の新型コロナウイルス禍で大手も含め鉄道事業の環境は厳しさを増している。
【静岡新聞令和4年(2022年)10月14日(金曜日)】
鉄道150年夢乗せ未来へ
開業の地新橋から記念列車
グッズや特別切符も
日本初の鉄道が1872年に開業してから14日で150周年を迎えた。JR東日本が開業の地の東京・新橋と横浜で、記念イベントや先人の業績をたたえる献花式を開くなど祝賀ムードが盛り上がりを見せる。記念の乗り放題切符やグッズが人気を集め、各地の鉄道でも行事がめじろ押しだ。
東京都港区のJR新橋駅では14日午前、開業100周年時に広場に設置された蒸気機関車(SL)の前でセレモニーを開催。東海道線のホームでは「お召し列車」から皇族専用の車両を除いたハイグレード車両、E655系「なごみ(和)」が記念列車として出発した。明治時代の鉄道錦絵や昔の駅前の写真を展示するイベントなども企画された。
横浜市中区の横浜外国人墓地では、鉄道開業に貢献した英国人技師エドモンド・モレルらの墓にJR東の幹部が献花。
節目の年を盛り上げるグッズや切符も登場した。JR東のショッピングサイトで販売している開業時の「1号機関車」の純金製模型は価格1500万円と高額だが、実際に購入した人も。11月末まで注文を受け付ける。全国のJR線の普通・快速列車の普通車目由席が、10月23日までの連続する3日間、乗り放題となる記念パスも好評だ。
開業150周年を巡つては、6日に墓泉駅の東京ステーションホテルで記念式典があり、天皇、皇后両陛下が出席された。国土交通省によると、JR西日本や四国、ローカル鉄道の事業者なども10月以降、記念列車運行などのイベントを開催している。
※日本の鉄道開業 日本初の鉄道は1872年に新橋ー積浜闇で開業した。同区間の運賃は上等が1円12銭5厘で、現在の約1万5千円に相当する。74年に大阪-神戸間が開業するなど、近代化の象徴として列島各地へ拡大。これに伴い、初詣や温泉旅行といった習慣も広まった。開業日の10月14日は1922年に「鉄道記念日」と制定され、JR発足後の94年に「鉄道の日」と改称された。
【静岡新聞(ダ刊)令和4年(2022年)10月14日(金曜日)】
沼津再開発JV内定 フジタ、タカラレーベン 沼津の再開発 24年度着工へ(静新令和4年10月13日・14日記事)アーケード名店街の再開発(沼朝記事)追加
沼津再開発JV内定
フジタ、タカラレーベン
沼津市甲心街の町方町の大規模再開発事業で、実施設計や建築工事などを担う特定業務代行者に、準大手ゼネコンのフジタ(東京都)とデベロッパーのタカラレーベンによる共同企業体(JV)に内定したことが13日までに分かった。地元再開発組合などと基本協定を月内にも締結し、事業化へ始動する。
事業者が固まったことで、衰退が激しい中心街の再開発が加速する。フジタが設計や建設工事、タカラレーベンが分譲マンションの販売を手がける方向。計画通りなら2027年当初に工事は完了する。市が近く、正式発表する。
再開発事業は「町方町・通横町第一地区第一種市街地再開発事業」として、8月に特定業務代行者の公募を開始。JR沼津駅南口から徒歩約m分の「アーケード名店街」を再開発し、関係者によると、地下に駐車場、地上1階に店舗や多目的スース、2階以上の上階に住居部分が入る構想。
2JVから事業提案があり、再開発組合や有識者ら一でつくる選定委員会が13日までに絞り込んだ。 (東部総局・高橋和之)
【静新令和4年10月13日(木)夕刊】
沼津の再開発 24年度着工へ
沼津市甲心街の町方町の大規模再開発事業が、早ければ2024年度から建物の工事に入る方向であることが13日、関係者への取材で分かった。既存建物の解体、整地、新施設の着工を26年度まで行う。
市は同日、準大手ゼネコンのフジタ(東京都)とデベロッパーのタカラレーベンによる共同企業体(JV)が、地元再開発組合(水口隆太理事長)と条件面などを交渉する特定業務代行優先交渉権者に決まったと発表した。条件面がまとまれば、今後の業務を担う特定業務代行者として同組合と基本協定を月内にも結ぶ。
地下に駐車場、地上1階に店舗など、2階以上は住居部分となる方向。JR沼津駅南口の「アーケード名店街」の約0・3㌶部分をまずは再開発し、地域振興を目指す。
市は同駅付近の鉄道高架化を柱に中心街再生を期す。頼重秀一市長は「優先交渉権者の決定は本格的に取り組み準備ができたということ。他街区でも民間主導の都市開発に期待したい」と述べた。(東部総局・高橋和之)
【静新令和4年10月14日(金)朝刊】
平成時代のアーケード第一ブロック画像
アーケード名店街の再開発
特定業務代行優先交渉権者が決定
町方町・通横町第一地区第一種市街地再開発事業で、特定業務代行優先交渉権者が決定した。
アーケード名店街の名で親しまれる同地区商店街は1954年(昭和29)、全国に先駆け防火構造の一体化施設として誕生。各地から視察や見学の人が訪れ、その後は高度経済成長とともに、にぎわいの高まりを見せていったが、郊外型大型店の出店など経済・産業環境が変化する中で各地の旧商店街と同様、近年は厳しい状況が続いている。
このため、新たなまちづくりを求める声の高まりを背景に2006年、地権者が主体となった検討がスタート。15年度の都市計画決定を経て、17年度、都市開発法に基づく前倒し組合が設立され、事業化への取り組みを続けていたが、今年8月22日、町方町・通横町第一地区市街地再開発組合(水口隆太理事長)により特定業務代行者の公募が開始された。
以後、同月30日まで参加資格登録申請書等の提出を受け付けた後、9月30日を期限に事業提案書の提出を受けたところ、2者からの提案があり、今月6日と12日に選定委員会で審査。その結果、今後、同組合と協定を締結する特定業務代行の優先交渉権者が決まった。
事業で対象になるのは通り西側、クリーニングのサトウ沼津アーケード店から広福食材商店まで商店街の一角で、優先交渉権者となったのはタカラレーベン・フジタ共同企業体。
タカラレーベン(本社・東京都千代田区丸の内)は、新築分譲マンションの企画開発と販売、不動産流動化事業、賃貸事業、流通事業を手掛ける。
フジタ(本社・東京都渋谷区千駄ケ谷)は、建設工事の請負、企画、設計、管理及びコンサルテイング業務などを業務内容とする。
特定業務代行者は、市街地再開発事業の実施設計、建築工事、保留床処分の等の業務を一括で受託する体制を指し、今後は組合と細部の条件等について交渉。まとまると、組合と優先交渉権者との間で特定業務代行基本協定を締結し事業を推進していくことになる。
【沼朝2022年(令和4年)10月15日(土曜日)】