仮橋で8月末の通行再開目指す
大雨で崩落した黄瀬川大橋
今月はじめの大雨で崩落した黄瀬川大橋について、県は仮設の橋を架けた上、8月末には通行を再開したい考えでいる。
沼津市選出の曳田卓県議によると、被災(崩落)した橋げたが流れを阻害する恐れがあることから、まず橋げたを撤去してから、そこに仮橋を架けるという計画だと言う。
崩落は、黄瀬川が増水して急な流れが生じ、沼津寄りの橋脚の支持基盤が洗掘され、橋脚が沈下したことにより起きたと見られている。
直後から同橋は通行止めとなり、車両等は現在、下流の黄瀬川橋などを利用している。
工事の段取りについて県沼津土木事務所では、国土交通省と協議中だとした上で、崩落した沼津側の橋げた2枚を撤去し、その後に仮橋を架けて旧国道1号を従来通りに使用する方法を挙げる。
そのため、沈下した橋脚を安定させたが、橋げた撤去と同時に沈下した橋脚を撤去することも選択肢の一つだと言う。
また、現橋の上流側への仮橋架設も想定しながら検討しているが、第一義的には現橋を利用することだとし、無事だった橋脚の安全性も確認する。
仮設の橋では片側交互通行の可能性もあるが、国交省には、こうした被災を想定した仮橋が用意されていると言う。 一方、本格復旧に向けては年単位での取り組みが必要になる。下流の黄瀬川橋架け替えの際には、用地買収に始まり、完成までに5年を要した。
河川工事は出水期の間はできないという季節による制約もあるためで、橋の部分の建設だけでも、そのための時間が必要になる。
【沼朝2021年(令和3年)7月22日(木曜日)】
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