NASA、国際宇宙ステーションの施設を無料開放へ
2007.06.27Web posted at: 17:49 JST- CNN/AP
フロリダ州ケープカナベラル──米航空宇宙局(NASA)は25日、世界15カ国が協力して建設中の国際宇宙ステーション(ISS)が完成したら、米国が保有する施設を、企業などに無料で開放する方針を明らかにした。ただし、ISSまでの「旅費」は、各自で負担する必要がある。
ISSは1998年に建設を開始。米国とロシア、カナダ、日本、欧州各国などが協力して計画を進めており、米スペースシャトルの空中爆発事故などで計画が遅れたが、2010年中に完成する予定。
NASAによると、米国の宇宙計画が月や火星の有人探査に向けた方針となったため、ISSの施設利用計画が変更となり、他省庁や企業に使ってもらえるようになったという。
NASAはすでに、米国立保健研究所(NIH)を初めとする各省庁と、無重力環境で実験できるISS施設の利用について、話し合いを始めているという。
ISSは完成後、年間の維持費は15億ドル程度となる見込み。施設の利用は無料だが、ISSまで往復する手段はそれぞれが負担する必要がある。
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