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清廉潔白さと4期の実績 地域の可能性を訴える勝俣孝明氏 【沼朝2024年(令和6年)10月18日(金曜日)】
清廉潔白さと4期の実績
地域の可能性を訴える勝俣孝明氏
2012年の初当選以来、4期12年間を務めた自民党前職の勝俣孝明候補(48)。4期目の3年間には第2次岸田改造内閣で農林水産副大臣、衆議院外務委員長を務めたほか、党の政調副会長などを歴任し、今回、5期目を目指す。
花園町在住、沼津東高から学習院大学卒業後、スルガ銀行に入社。在職中に慶応義塾大学大学院を修了してMBA(経営学修士)を取得した。
12年に自民党の公募に応募して小選挙区静岡第6区から出馬し、東海ブロック比例代表での復活当選が3期続いた。初出馬の時には選挙無敗の渡辺周氏と1万2000票を超える差があったが、期を追うごとに縮め、3期目の17年の総選挙では631票差に迫り、21年の前回選で逆転し、4420票差で破った。小選挙区制導入以来、県内で唯一、自民党が議席を獲得できなかった静岡6区での初勝利だった。 追う立場から追われる立場に変わったが、「これまで通り、ひたむきにしっかりと思いを伝えていく、これに尽きる。自分の選挙をしっかりとやっていくことが本当に大事なことだと、前回よく分かった」とする一方、「自民党に対する逆風を肌で感じる。私は清廉潔白で裏金も全くなく、収支報告書をきちんと出している。こういう時だからこそ、覚悟を持って、しっかりと選挙を戦いたい」と話す。
4期目の3年間を振り返り、地元の治水対策のためのインフラ整備や伊豆縦貫道の早期開通に向けて尽力したとし、21年には自民党の政策・法案の方針を内閣に伝え、予算に反映させる重要機関である自民党政務調査会の副会長に就任。熱海の土石流災害、沼津での水害や黄瀬川大橋崩落などの災害を前に、「盛り土の規制法や災害対応など、政調副会長として様々な法案に携わり、議員立法の津波対策推進法を改正した」。
22年には農林水産副大臣に就任し、「静岡6区は農林水産業が大変盛んな地域。食料安全保障の観点から、物価高により肥料や飼料、農薬、エネルギーが高騰する中、生産者に寄り添った政策を打ち立てることができた」と話す。
在任中、地域の食と、それを生み出す農林水産業を核として訪日外国人を中心とした観光客の誘致を図る地域での取り組みを農林水産大臣が認定する制度「SAVORJAPAN(農泊食文化海外発信地域)」に富士山麓・伊豆半島地域の「富士山麓・伊豆半島食の魅力推進協議会」の認定に携わった。
「県中部では、お茶、西部はウナギで認定されていたが、これまで東部はなかった。伊豆半島の水ワサビをはじめ背景にある歴史、伝統文化、キンメダイ、ジャガイモ、西伊豆潮カツオ、ミカン、シイタケなど多彩な食材と郷土料理、本当に素晴らしいものがこの地域にはある。食をテーマにした周遊ルートで、郷土料理、景観、地域の伝統や歴史を体感できる旅を提案したい」とも。
昨年10月から衆議院外務委員長を務めて委員会を仕切り、「エネルギーの高謄など国際情勢が大変厳しい状況の中、日本の立ち位置はどうあるべきか活発な議論ができた」と考えている。
外務委員会としてトルコ、ギリシャ、アルバニアを視察。「特にトルコ、ギリシャは観光地でもあるが、地震が多い国で、伊豆半島が進める観光と防災の両立を見てきた。これを一両輪として、しっかりと進めていくことが非常に重要。防災、観光のいずれか一辺倒でなく、両立させる」と主張する。 防災と観光のまちづくりのシンボルとして、伊豆市土肥で今年7月にオープンした全国初の津波災害特別施設「テラッセオレンジトイ」を取り上げ、「8年程前に、この津波タワーの構想が上がった時、国土交通省が全国で初めて津波災害特別警戒区域(オレンジゾーン)に指定した。地元の観光に携わる関係者と話す中で、当初は『津波タワーが出来るということは、そこまで津波が来るということ』だというマイナスのアピールを心配していたが、『私達が安心して住む所に観光客に来てもらう。そういう施設を建てる』ということで一丸となり、観光と防災が両立できる一つのきっかけになった。引き続き、世界に誇る観光地にしたい」との思いを語る。
党役職では国土強靭化推進本部や災害対策特別委員会の事務局長を務め、狩野川の治水対策のための流域治水、南海トラフ地震や富士山噴火、首都圏直下型地震への備えを訴え、東駿河湾環状道路や伊豆縦貫自動車道は防災の観点だけでなく緊急医療、観光、通勤などで使う「命の道」であり、「しっかりと進めていきたい」とした。
また、夏の猛暑日が続く中、小中学校の体育館など、避難所になる施設にエアコン導入等の空調整備、上下水道の耐震化等ライフラインの強靭化も訴えている。
【沼朝2024年(令和6年)10月18日(金曜日)】
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沼津・アーケード名店街 再開発へ徐々に動き 先行街区建物解体に着手 【静新令和6年(2024年)10月12日(土曜日)】
沼津・アーケード名店街
再開発へ徐々に動き
先行街区建物解体に着手
JR沼津駅南のアーケード名店街(沼津市町方町)で、再開発計画が徐々に動き始めている。エリア内の5街区(A~E街区)のうち、事業が先行する街区で今月初旬、建物解体に向け仮囲いを設置し作業の準備に着手。他の街区でも準備組合設立や地権者間の調整が一部で見られ、市や市内で再開発を進める関係者らは動向を注視する。
最も具体化しているのは、再開発対象エリアの南西部に位置する「E街区」(約0・3㌶)。11月にも計8棟の建物解体に取りか
かり、来年8月下旬に完了予定。2028年には店舗と住宅(105戸)が入る地上10階・地下2階の新建物が完成する。タカラレi
ベンとフジタ共同企業体(JV)が特定業務代行者.再開発組合の水口隆太理事長は「事業を先行し、次ヘバトンを渡したい」と話す。対象エリアの北東部の「A街区」(約0・6㌶)で昨年、準備組合が発足した。他街区では、地権者同士で現状認識や今後について意見を交わそうとの声がある。
同じ駅南では、大手町と仲見世の両商店街の再開発計画が市都市計画審議会で了承された。市は県と協議して近く、都市計画決定をする。関係者は「具体化すればまちは変わる。まちづくりに寄与できれば」と強調する。
市は具体化している複数の計画を後押しする姿勢だ。
(東部総局・高橋和之)
メモ 沼津市内の再開発 2年前にJR沼津駅付近の鉄道高架箏業が動き出して以降、駅の南北で複数の計画が始動。駅南はアーケード名店街と、六手町と仲見世の両商店街で具体化している。このほか複数の構想があり、調整が進む。駅北でも、旧商業施設「イシバシプラザ」跡地への大手流通イオンの進出を機に、新たなまちづくりを目指す動きが出ている。
【静新令和6年(2024年)10月12日(土曜日)】
選挙区攻防 6区 静新令和6年10月12日(土)朝刊・沼朝令和6年10月12日(土)号
■選挙区攻防 6区■
<沼津市、熱海市、伊東市、下田市、伊豆市、伊豆の国市、東伊豆町、河津町、南伊豆町、松崎町、西伊豆町、清水町、長泉町〉
5度目対決に新人参戦
衆院解散表明から初の週末となった5日。沼津市大岡の八幡神社で開かれた秋祭りで、境内の出店を巡る自民の勝俣孝明氏の姿があった。「私に直接というより、自民党しっかりしろ、という声が多い」。所属した旧二階派でも発覚した裏金問題の逆風を実感する。
前回2021年の衆院選で、悲願の小選挙区初勝利を果たした勝俣氏は、任期甲に農水副大臣や衆院外務委員長などに就任。多忙な中でも、前回選で勝ちきれなかうた沼津市を中心にこまめに地元を回つてきた。ただ、伊豆南部の固い保守地盤に不安要素もある。昨年の県議選(下田市・賀茂郡選挙区)、今年の下田市長選がいずれも保守分裂となり、しこりが残る。地元関係者は「一枚岩になれるか」と心配する。
立民の渡辺周氏は前回選で、1996年の初当選以来初めて、小選挙区で敗北した。2023年の県議選(長泉町選挙区)では、長年秘書として周氏を支えた実弟の迅氏が僅差で落選。父の朗氏から引き継いだ強固な後援会組織にも陰りが見えつつある。「政治家である以上、小選挙区で勝ちたい。前回の票差(4420票)は挽回不能ではない」と裏金問題を追い
風に巻き返す構え。
昨年の県議選で、渡辺氏に近い地元県議が共産党と接近し、この
県議と連合静岡との間ですきま風
が吹いた。もともと微妙だつた渡
辺氏と連合の関係にも影響が及び
かねなかつたが、意識して以前よりも労組の会合に顔を出すようにしたことなどで渡辺氏を評価する声も聞かれるようになり、8月には推薦も出た。ただ「まだ、応援するモードではない」(労組関係者)。信頼関係の再構築は道半ばだ。
12年以来5度目となる両氏の対決に公示直前、割って入ったのが都内在住でれいわの冨谷皐介氏。スルガ銀行のシェアハウスを巡る不正融資の被署者で、被害者団体の代表も務める。これまで沼津市内の同行本店前などで度々、抗議活動を展開してきた、「不正融資の被害に遭い、国の制度のおかしさを実感した。国民みんなが被害者」と自民政治の打破を訴える。
第三の候補の登場に、勝俣陣営は「14年前に退職したとはいえ、(勝俣氏の)元スルガ銀行社員の経歴が影響するか」、渡辺陣営は「反自民票をどれだけ奪われるか」と気をもむ。前回選で維新の新人候補が得た約2万票の行方も見通せず、今回も激戦は必至だ。
【静新令和6年10月12日「2024衆院選しずおか」】
衆議院が15日に公示
小選挙区静岡6区は3氏の争いか
衆議院は9日に解散。総選挙は15日公示、27日投・開票の予定で行われる。
小選挙区静岡6区では、いずれも前衆院議員の勝俣孝明氏(48)と渡辺周氏(63)、新人で消費者問題救済支援団体「ReB〇RNs」代表の富谷皐介(とみたにこうすけ)氏(55)が立候補の準備を進め、各方面へのあいさつ一回りなど、事実上の選挙戦に入っている。
勝俣氏は自民党、渡辺氏は立憲民主党、冨谷氏は、れいわ新選組の公認。 今回選は新内閣発足から間もないスピード解散で、各陣営にとっては慌しい中での選挙となるが、安倍晋三内閣時代から政権が抱える問題に対して有権者が、どのような判断を示すか。また、自民だけでなく、立憲、公明、共産と、いずれも党首が代わって初の選挙でもあり、各党にとって力が入るところだ。
15日からの選挙戦一は、各予定者が立候補の届出後、街頭に打って出て始まる。勝俣氏は午前10時半から五月町の選挙事務所(学園通り、フードストアあおき向かい)前で出発式、渡辺氏も10時半から大手町の中央公園で出陣式、富谷氏は11時から沼津駅北口広場で出陣式を開き、第一声を放つ。
渡辺氏の選挙事務所は下石田の旧国道一号沿い、きせがわ自動車学校東側、冨谷氏は沼津駅北口広場向かいの寿ビルに構える。
【沼朝2024年(令和6年)10月12日(土曜日)】