「地引き網に巨大深海魚」沼津
沼津市松長の千本海岸で5日朝、銀色の巨大な深海魚が地引き網にかかり、水揚げされた。この日は市立原中の1年生が地引き網体験に訪れていて、自分たちの身長よりもはるかに大きい魚体に驚きの声を上げた。
巨大魚は全長約2・3㍍、幅約40㌢の平べったい魚体で、タチウオを大きくしたような形をしている。体験活動を手伝った観光地引き網グループ「松長西網」が引き揚げた網に紛れ込み、生きたまま捕獲された。同市内浦の「伊豆・三津シーパラダイス」の飼育担当者によると、水深200㍍以上の深海に生息するテンガイハタではないかという。普段、見かける機会はほとんどないが、季節の変わり目などで潮の動きが激しくなると、浅瀬に流されてくることがあるという。
生徒は魚の横に寝ころんで大きさを比べながら、「でかい」「普通の魚とは全然違う」など興味津々の横子で見つめた。
(静新平成22年11月6日朝刊)
0 件のコメント:
コメントを投稿