地名から郷土史学ぶ
沼津史談会が講演会 エピソード交え紹介
沼津市の歴史や文化を研究する沼津史談会(関口昌男会長)は21日、市内各所に設置されている町名由来板をテーマにした講演会を市立図書館で開いた。市民らが町名や地名から分かる地域の歴史について理解を深めた。
講師を務めた佐野利夫副会長は「沼津は沼地にできた港という意味があり、半農半漁の生活が出発点」と切り出し、当時の歴史を感じる場所や地名にちなんだエピソードを紹介した。旧三枚橋町については「狢(むじな)川に3枚の石の橋が架かっていたことが由来。現在の三枚橋は姿を変えた」などと語った。
総会も開き、本年度事業計画などを承認した。関口会長は「沼津市は歴史的、文化的に第1級の研究対象や資料がある。発掘して研究発表し、顕彰したい」とあいさつした。
《静新平成25年4月23日(火)朝刊》
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