2007年02月19日16時59分
カラオケの歌い過ぎで声帯の粘膜が腫れたりする「カラオケポリープ」と呼ばれる症状を訴える人が増えている。最近の流行歌は高音域の曲が多く、無理な発声をすることも影響しているようだ。喫煙や飲酒しながら「熱唱」すると症状を悪化させ、摘出手術が必要なケースもある。空気が乾燥する季節。医師会などが注意を呼び掛けている。
大阪府医師会理事の後藤和彦医師によれば、声帯はV字形になっており、擦れ合って音を出す。歌うと日常会話より振動回数が増すため、歌い続けると声帯に負担がかかり、内出血を起こして声帯の粘膜が腫れる「ポリープ」や粘膜が硬くなる「結節」ができる。これがカラオケポリープの症状だ。
酒や喫煙しながら歌うと、内出血や粘膜の荒れがひどくなる。初期症状は声のかすれ程度なので、風邪と勘違いする人もいるという。
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