土肥戸田火葬場
15年度まで存続へ
沼津市単独運営に切り替え
沼津市は、伊豆市との一部事務組合で共同運営している土肥戸田火葬場(沼津市舟山)を来年度から市の単独運営に切り替え、2015年度までの5年間存続する方針を固めた。30日の市議会民生病院委員会に報告した。
一部事務組合の事業のうち、火葬場運営事業は本年度末で解消し、県が示す公共建築耐震化期限の16年3月末まで市単独で運営した後で同火葬場を廃止する。ごみ処理施設の運営事業は従来通り継続する。
同市の09年度決算によると、火葬場運営費は667万円。本年度の市の負担分は伊豆市との利用実績割りで300万円を計上しているが、単独運営化で700万円に増額すると見込んでいる。
同火葬場は旧戸田村と旧土肥町が1964年に設置したが老朽化が進み、耐震強度が不足している。市内に新たに火葬場を整備した伊豆市からの申し入れや、05年に合併した沼津市と旧戸田村との協議で「当面の間」と条件付きでの存続を決めたこともあり、市は同火葬場の廃止を検討した。しかし、戸田から市中心部にある同市中瀬町の斎場までは35㌔離れているため、地元住民が市長に署名を提出するなどして存続を求めていた。
技能五輪跡地の貸し出しで
沼津市 イズラシと契約締結
沼津市は30日の市議会総務経済委員会に、同市大岡の技能五輪国際大会会場跡地を同市戸田のねじ製造イズラシ(堤親朗社長)に事業用定期借地で貸し出す契約を締結したと報告した。2012年10月1日までに事業を始める。
用地は07年秋に技能五輪を開催した約11㌶のうち1万6800平方㍍で、賃貸借期間は12年10月1日から29年11カ月間。輸送用機器の製造に加え、体幹を鍛えることでメタボ予防や介護予防につなげる「認知動作型トレーニングマシン」など健康関連機器などの製造も展開する。
市は08年6月に跡地への進出企業を公募。有識者らでつくる選定委員会が審議し、ファルマバレー推進の実績などから同社を選んだ。
(静新平成22年10月1日朝刊)
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