80年の歴史に幕 富士
日本製紙鈴川事業所 先月で生産終了
日本製紙鈴川事業所(富士市今井)の生産が9月いっぱいで終了した。
コピー用紙や封筒用紙など洋紙を生産する3台の抄紙機のうち、2台を最後に停止した。生産調整で休止している1台も今後、稼働しない。
操業開始は1933年。2月で一部運転を止めた同社富士事業所(蓼原)とともに、「紙のまち富土」の象徴的な存在だった。
地元では跡地に関心が集まっているが、同社は当面、事業所の建物を倉庫として利用するという。
1日に市内で開かれた川勝平太知事と住民の語る会で、出席した市町内会連合会の杉山由隆会長が「火力発電所を建設するとの情報があるが」と質問。知事は「火力発電所とは聞いていないが、何らかの構想はあるようだ」と答える一幕があった。
《静新平成24年10月2日(火)朝刊》
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