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2019年7月24日水曜日

女性腹に複数傷 沼津2人刺傷強い殺意か



女性腹に複数傷
 沼津2人刺傷強い殺意か
 沼津市大岡の飲食店で経営者の菊地加代子さん(68)日同市大岡=ら2人が刃物で刺され重体となった事件で、殺人未遂容疑で逮捕された小笠原幸光容疑者(64)=同市大岡=が菊地さんの腹を複数回刺したとみられることが23日、捜査関係者への取材で分かった。沼津署などは小笠原容疑者に強い殺意があった可能性があるとみて動機を調べる。
 捜査関係者によると、菊地さんの腹には複数の刺し傷があった。首も刺されていて、搬送時は意識がもうろうとしていた。客として来店していて刺された笠間明さん(71)=長泉町下長窪=にも腹部付近に深い傷が見られたという。
 現場や小笠原容疑者の自宅から凶器は発見されておらず、同署などは同日午前から、小笠原容疑者が逃走したとされる経路周辺を捜索したが、発見できなかった。24日も捜索を続ける。
 小笠原容疑者は21日午後7時半ごろ、沼津市大岡の飲食店「びっくり仰天」で、殺意を持って菊地さんと笠間さんを刃物で刺してけがを負わせたとして、殺人未遂容疑で逮捕、送検された。2人とも依然として重体。
【静新令和1年7月24日(水)朝刊】

2019年7月23日火曜日

沼津2人殺傷男が否認


沼津2人殺傷男が否認
殺人未遂容疑凶器の発見急ぐ
 沼津市大岡の飲食店で経営者の女性と男性客が刃物で襲われ、重体となっている事件で、殺人未遂容疑で逮捕ざれた同市大岡の自称不動産賃貸業・中石車販売業の小笠原幸光容疑者(64)が「認めない」と容疑を否認していることが23日、捜査関係者への取材で分かつた。
 捜査関係者によると、刺し傷から凶器は包丁とみられるが、小笠原容疑者の自宅の家宅捜索と現場からは犯行に使われたとみられる包丁は見つかっていない。沼津署などは同日午前から、小笠原容疑者が逃走したとみられる経路の周辺を捜索。捜査員約100人が草むらを棒でかき分けたり、側溝をのぞき込んだりして凶器の発見を急いでいる。
 近隣の別の飲食店の関係者によると被害者が刺されて助けを求めてきた際「いきなり刺された」という趣旨の話をしていて、同署などは小笠原容疑者が突然店に来て2人を刺した可能性があるとみて、事件当時の状況を詳しく調べる。
 小笠原容疑者の逮捕容疑は21日午後7時半ごろ、沼津市大岡の飲食店「びっくり仰天」で、殺意を持って店を経営する菊地加代子さん(68)=同市大岡=と客の笠間明さん(71)=長泉町下長窪=の腹や首などを刃物で刺した疑い。2人は依然として重体という。同署などは23日午後、殺人未遂容疑で小笠原容疑者を静岡地検沼津支部に送致した。
【静新令和元年(2019年)7月23日(火曜日)夕刊】

沼津殺人未遂容疑男逮捕

2人殺人未遂容疑男逮捕 沼津署


2人殺人未遂容疑男逮捕
沼津署 飲食店料金で苦情

 沼津市大岡の飲食店「びっくり仰天」で経営者の女性と男性客が刃物で刺され重体となった事件で、沼津署と県警捜査1課などは22日、殺人未遂の疑いで同市大岡1142の8、自称不動産賃貸・中菅車販売業の小笠原幸光容疑者(64)を逮捕した。
 同署によると、小笠原容疑者は7日に同署を訪れ、同店について「店の料金が高い」などと苦情を訴えたという。同署などは2人を刺した動機や経緯を詳しく調べる。
 小笠原容疑者の逮捕容疑は21日午後7時半ごろ、殺意を持って同市大岡の同飲食店で、経営者の菊地加代子さん(68)=同市大岡=と客の笠間明さん(71)=長泉町下長窪=の腹部など複数箇所を刃物で刺した疑い。2人の容体は依然、重体という。同署などは小笠原容疑者の認否を明らかにしていない。
 同署などは、店の料金を巡る苦情の申し立てと事件との関連を調べる。
 現場周辺の聞き込みや防犯カメラの映像などから小笠原容疑者が捜査線上に浮かび、同署は22日、小笠原容疑者の自宅などを捜索していた。
 近隣住民らの話によると、小笠原容疑者は近所付き合いは少なく、トラブルもあったという。近くに住む女性(38)は数年前に家を建てた際に言い掛かりを付けられたという。「とにかく捕まって良かった」と安堵(あんど)した表情を浮かべた。
 刃物を持ったまま男が逃走していた事件の発生を受け、市民に注意喚起をしていた同市は同日夜、容疑者逮捕を同報無線で市民に知らせた。
【静新令和1年7月23日(火)朝刊】

2019年7月22日月曜日

男女刺され重体 沼津の飲食店男刃物持ち逃走


男女刺され重体
 沼津の飲食店男刃物持ち逃走
 21日午後7時20分ごろ、沼津市大岡2424の10、飲食店「びっくり仰天」で、同店経営菊地加代子さん(68)=同所=と、来店客で長泉町下長窪728の21、職業不詳笠間明さん(71)の2人が、店内にいた男に刃物で刺された。2人とも病院に搬送され、重体で緊急手術を受けている。男は刃物を持ったまま逃走した。沼津署は殺人未遂事件として捜査している。
 同署によると、2人を刺したのは40~50代くらいの細身で短髪の男。菊地さんは腹部と首付近を、笠問さんは腹部と左腕、左顔面を刺された。事件当時、店内は2人と逃げた男の3人だけだった。
 別の店にいた50代の男性によると、刺された笠間さんが助けを求めて店に入ってきたという。
 現場はJR御殿場線大岡駅から南東に約150㍍の飲食店が並ぶ一角。周辺には住宅や小学校もある。隣の店で飲食していた近くに住む30代の男性は「子どもが小学生なので怖い。戸締まりをしっかりするよう家族に伝えた。早く捕まってほしい」と表情をこわばらせた。
【静新令和1年7月22日(月)朝刊三面記事】

2018年7月4日水曜日

野球部前監督解雇労働審判 沼津学園側が答弁書




野球部前監督解雇労働審判
 沼津学園側が答弁書
 飛龍高(沼津市)の元教員で野球部の前監督(43)、前コーチ(34)が懲戒解雇されたのは不当だとして、同校を運営する学校法人沼津学園(杉山盛雄理事長)を相手取り、処分の無効確認などを求めて申し立てた労働審判の第1回審理が3日、静岡地裁であった。
 審理は非公開で行われた。学園側代理人によると、前監督や前コーチから暴行を受けたとする卒業生、在校生計約10人分の陳述書や、前監督の使途不明金に関する元外部コーチの証言を基にした答弁書を提出して解雇の正当性を主張した。
 その上で「次回の期日までに再度コンプライアンス委員会を開き、父母に意向を確認して今後の対応を決める」と審判官に伝えたという。
 前監督、前コーチの代理人は、学園側の答弁書などに反論する証拠などを提出して解雇の無効を改めて求めた。
 申立書によると、前監督は2017年9月30日、秋季県大会の試合で審判に抗議し、試合を中断させたとして監督を解任され、さらに遠征費の横領や選手への暴行など7点を理由に18年3月27日付で懲戒解雇された。前コーチは選手への暴行と無免許授業に関する資料を外部に持ち出そうとしたことを理由に同日付で懲戒解雇された。
【静新平成30年7月4日(水)三面記事】

国際観光破産手続き 別会社手配、説明会




修学旅行契約で学校混乱
国際観光破産手続き 別会社手配、説明会
 修学旅行などを多く手掛ける「国際観光」(静岡市葵区、西子好之社長)が事業をやめ、自己破産申請の準備に入ったことを受け、県内の学校現場では3日、急きょ別の旅行会社を探したり、保護者説明会を開いたりするなど混乱が広がった。一部の市教委は同社の利用実態を把握するためアンケートを実施した。関係者によると、同社と修学旅行の契約をしている県内の学校は150~200校程度に上るとみられ、影響が拡大する可能性もある。
 同社と契約し5~6日に東京都内への修学旅行を計画していた裾野市立南小は3日夜、緊急の保護者説明会を開き、別の旅行会社を手配したと説明した。同校関係者は「一時は中止や延期も考えた。子供たちには心配を掛けてしまった」と話した。
 静岡市教委は同社を利用して修学旅行を計画している学校を調査した。その結果、小学校86校のうち35校、中学校43校のうち1校で契約していることが分かった。代金の支払いは行われていないという。浜松市教委も同様の調査を行い、3校の契約が判明。今後別の旅行代理店に契約を引き継ぐ方針という。
 一方、国際観光と取引していた静岡市のバス会社幹部は「5、6月に貸し切りバスを運行した修学旅行の代金を支払ってもらっていない。未収金の全額回収は厳しいだろう。直接の連絡はなく、戸惑いがある」と話した。
 民間の信用調査会社「帝国データバンク」によると、国際観光の最近の年商は10億~20億円で推移していた。役員は元校長ら教職員出身者。創業時は小中学校の修学旅行をほぼ独占して手掛けていたが、近年は少子化や大手旅行代理店の入札参加などが重なり、顧客確保と資金繰りに苦しんでいた。
【静新平成30年7月4日(水)社会面】

2018年4月14日土曜日

スルガ銀に立ち入り検査






シェアハウス会社破綻
スルガ銀に立ち入り検査
金融庁融資状況調べる
 首都圏で女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営する不動産会社スマートデイズ(東京)が経営破綻し、物件所有者に保証した賃借料の支払いを停止している問題で、金融庁は13日、所有者の多くに購入資金を融資したスルガ銀行(本店・沼津市)を立ち入り検査した。
 大半の所有者に融資したとされる横浜東口支店の状況を本店が把握していたかどうかや、同支店の営業やローン審査の体制を調べたとみられる。
 スマートデイズは、シェアハウスを販売
し、物件を所有者から借り上げて居住者を募り、保証した賃借料を所有者に支払う事業を行っていた。入居率の低迷で賃借料の支払いが滞ったために同行へのローン返済が困難となった所有者が続出している。何者かによる融資時の関係書類改ざんも指摘されている。
 スマートデイズは9日、東京地裁に民事再生法適用を申請した。所有者の一部は13日、同社の破産手続きを求める意見書を同地裁に提出した。
【静新平成30年4月14日(土)朝刊】

2018年4月13日金曜日

スルガ銀立ち入り検査へ シェアハウス会社破綻で金融庁



シェアハウス会社破綻で金融庁
スルガ銀立ち入り検査へ
 女性専用のシェアハウス「かぼちゃの馬車」の運営会社が頓挫した問題で、金融庁が物件所有者の大半に購入資金を貸し出していたスルガ銀行(沼津市)への立ち入り検査を検討していることが12日、分かつた。
 金融庁は既に報告を求めていたが、営業やローン審査の体制などに問題がなかったか立ち入り検査で把握する必要があると判断した。 問題が判明すれば業務改善命令などの行政処分に踏み切る方針だ。近年ブームとなっていたアパートローンを巡り、銀行の貸し出し姿勢が間われる可能性も出てきた。
 今回の融資では、物件を所有する約700人への大半の貸し出しがスルガ銀の横浜東口支店に集中していたことが分かっている。金融庁はこの点に注目しており、同支店の営業姿勢が適切だったかどうかや、本店が支店の実態を把握していたかを調べる。
 また、所有者が融資の際、スルガ銀に提出した書類の預金残高などが改ざんされていた事案も判明している。誰が主導したかは不明だが、金融庁は、こうした不正を銀行側が見抜けなかった背景なども調査する見通しだ。
 かぼちゃの馬車を運営している不動産会社スマートデイズ(東京)は、シェアハウス用の物件を1億円以上で販売。物件を所有者から借り上げて管理し、居住者から家賃を集めて保証した賃借料を所有者に支払う重業を手掛けていた。 だが入居率は低迷し、スマートデイズからの賃貸料の支払いが滞り、ローン返済が困難となった所有者が続出、国会などで問題となっていた。同社は今月9日に民事再生法の適用を東京地裁に申請した。

【静新平成30年4月13日(金)朝刊】

2018年3月29日木曜日

沼津港深海水族館運営会社が発表 館長の石垣氏を解任

館長の石垣氏を解任
沼津港深海水族館運営会社が発表
沼津港深海水族館(沼津市千本港町)を運営する佐政水産(同)は29日、同館の石垣幸二館長を16日付で解任したと発表した。
同社は、石垣氏が代表取締役を務めるブルーコーナー(同市江浦)に、展示する生物の飼育、メディア対応、館長職などを業務委託していたが、これらの契約を同日付で解消した。佐政水産によると、解消理由は石垣氏の複数の背任行為やコンプライアンス違反行為で、展示の目玉であるシーラカンスの売買取引に関して互いの信頼を損ねる行為が発覚したという。ブルーコーナーは本社の取材に「弁護士を通じて対応中」としている。
同館の館長職は佐藤慎一郎佐政水産専務が兼務する。佐政水産によると、ブルーコーナーの社員だった飼育員ら6人は、佐政水産が雇用し、引き続き運営を任せているという。
沼津港深海水族館は2011年12月に開館した。沼津港観光の中核施設で、2017年は約41万人が訪れた。
【静新平成30年3月29日(木)夕刊】

2016年10月18日火曜日

紅野氏、沼津商議所次期会頭 就任を辞退

沼津信金元職員1・2億着服
 御殿場南支店勤務 顧客定期預金解約
 沼津信用金庫(紅野正裕理事長)は17日、御殿場南支店に勤務していた40代男性の元職員が2010年1月ごろから16年9月にかけて、顧客の定期預金解約金などを着服していたと発表した。これまでに判明した金額は約1億2300万円。同信金は9月26日付で元職員を懲戒解雇した。刑事告訴についても準備を進めているという。
 8月中旬に、顧客から定期預金について不審な点があると同支店に連絡があった。同信金が内部調査を実施したところ、9月21日までに、12件の顧客の定期預金から現金をだまし取っていたことが分かつた。元職員は在職時、渉外担当で、着服した金は遊興費などに充てていたという。同信金は外部弁護士を含む調査委員会を設置して事実関係の確認を進すめ、被害額全額を弁済するという。
 同信金は「お客さまに多大なご迷惑をおかけし、心よりおわび申し上げます」とコメントした。今後、役員や関係職員の管理責任を明確化し、処分を行う方針。

 沼津商議所新会頭岩崎氏昇任へ
 紅野氏、就任を辞退
 10月末に任期満了で退任する意向を表明した沼津商工会議所の市川厚会頭(82)=石川建材工業相談役=の後任として浮上していた紅野正裕副会頭(62)=沼津信用金庫理事長=が、信金内の不祥事を受け会頭就任を辞退したことが、17日までの同商議所関係者への取材で分かつた。
 石川会頭の後任には岩崎一雄筆頭副会頭
(76)=税理士法人イワサキ代表社員=を昇任させる人事案で固まった。19日の常議員会で内定し、28日の臨時議員総会で決定する。
 岩崎副会頭は2007年に同会議所常議員に就任。10年から副会頭を務めている。
【静新平成28年10月18日(火)朝刊】

2013年8月26日月曜日

殺人未遂の疑い 沼津署男逮捕

殺人未遂の疑い 沼津署男逮捕
 沼津署は25日、殺人未遂の疑いで沼津市旭町、会社役員○○○容疑者を逮捕した。
 逮捕容疑は、25日午前0時15分ごろ、同市大手町の雑居ビルの1階通路で、伊豆の国市の建設作業員の男性(23)の腹部などを刃物とみられる凶器で複数回刺した疑い。
 同署などによると、○○容疑者は知人と飲食店で酒を飲んで店を出た後、通路で男性と口論になった。男性は市内の病院に搬送されたが、命に別条はないという。凶器は○○容疑者が所持していたとみられる。同署によると、○○容疑者は「何で逮捕されたか分からない」などと容疑を否認しているという。
《静新平成25年8月26日(月)朝刊》

2012年10月2日火曜日

80年の歴史に幕 富士


80年の歴史に幕 富士
 日本製紙鈴川事業所 先月で生産終了
 
 日本製紙鈴川事業所(富士市今井)の生産が9月いっぱいで終了した。
 コピー用紙や封筒用紙など洋紙を生産する3台の抄紙機のうち、2台を最後に停止した。生産調整で休止している1台も今後、稼働しない。
 操業開始は1933年。2月で一部運転を止めた同社富士事業所(蓼原)とともに、「紙のまち富土」の象徴的な存在だった。
 地元では跡地に関心が集まっているが、同社は当面、事業所の建物を倉庫として利用するという。
 1日に市内で開かれた川勝平太知事と住民の語る会で、出席した市町内会連合会の杉山由隆会長が「火力発電所を建設するとの情報があるが」と質問。知事は「火力発電所とは聞いていないが、何らかの構想はあるようだ」と答える一幕があった。
《静新平成24年10月2日(火)朝刊》

2011年9月26日月曜日

陸山会事件:小沢元代表の元秘書3人に有罪判決

陸山会事件:小沢元代表の元秘書3人に有罪判決
 小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡り、元秘書3人が政治資金規正法違反(虚偽記載)に問われた事件で、東京地裁(登石郁朗裁判長)は26日、元同会事務担当者の衆院議員、石川知裕被告(38)に禁錮2年、執行猶予3年(求刑・禁錮2年)を言い渡した。後任の事務担当者、池田光智被告(34)は禁錮1年、執行猶予3年(同・禁錮1年)、中堅ゼネコン「西松建設」からの違法献金事件でも併せて起訴された元公設第1秘書、大久保隆規被告(50)は禁錮3年、執行猶予5年(同・禁錮3年6月)とした。

 ◇水谷建設からの裏献金認定
 判決は、小沢事務所の会計処理について違法性を認定。「合理的説明なく4億円の存在を隠そうとした」と述べた。水谷建設からの1億円の裏献金についても検察側主張を認めた。全面否認していた元秘書3人がいずれも有罪とされたことで、同事件で強制起訴され10月6日に初公判を迎える小沢元代表には厳しい情勢となった。

 公判で検察側は、小沢元代表からの4億円を政治資金収支報告書に記載しなかったことについて「多額の資金の流れを隠す悪質な犯行」と指摘。この4億円を隠蔽(いんぺい)するため、土地購入日に受けた同額の銀行融資を記載した上、同時期に複数の関連政治団体から多額の入金をしたり、土地登記を翌年にずらすなどの偽装工作もあったと主張した。

 これに対し、石川被告は報告書の借入金欄に「小澤一郎 4億円」とあることを根拠に、正しく記載したと反論。銀行融資は同額の陸山会の定期預金を担保にしており、実質的に使える資金に増減がないことなどから「計8億円の借り入れとなると実態に反すると思い、融資は載せなかった」と釈明した。一方、池田被告は「元代表の4億円は一時的な預かり金で、返済の際も載せる必要はなかった」と食い違う説明をしたうえで、違法の認識がなかったとした。

 会計責任者だった大久保被告は「名目上の責任者に過ぎなかった」として他の2人との共謀を否定。計約3500万円の違法な企業献金を受領したなどとされる西松建設事件でも「企業献金ではなく政治団体からの許容される献金と認識していた」と無罪を主張。

 検察側は、虚偽記載に至った背景として、土地購入前後に中堅ゼネコン「水谷建設」から計1億円の裏献金が石川、大久保両被告に渡ったと主張したが、2人は全面否認。地裁は6月、「取り調べに問題があり任意性がない」として、石川、池田両被告が大久保被告や小沢元代表に4億円を記載しないことを報告して了承を得たとする供述調書などを却下した。【野口由紀、山田奈緒】

 【ことば】陸山会事件

 民主党の小沢一郎元代表の資金管理団体「陸山会」が04年、元代表の手持ち資金4億円を土地購入の原資に充てながら同年の政治資金収支報告書に記載せず、05年にずらして土地購入を記載し、07年に4億円を元代表に返済しながら記載しなかったなどとされる事件。東京地検特捜部は石川知裕衆院議員ら元秘書3人を政治資金規正法違反(虚偽記載)で起訴し、元代表は容疑不十分で不起訴とした。だが、東京第5検察審査会は3人との共謀があったとして「起訴すべきだ」と2度議決し、検察官役の指定弁護士が今年1月、同法違反で元代表を強制起訴した。


毎日新聞 2011年9月26日 13時35分(最終更新 9月26日 16時18分)

2011年9月17日土曜日

県が産廃撤去措置命令

愛鷹山麓不法投棄 沼津の業者元社長らに 県が産廃撤去措置命令
 沼津市の愛鷹山麓に約23万立方㍍の産業廃棄物が不法投棄されたままになっている問題で、県は16日、2000年1月~04年11月ごろにこの廃棄物を埋め立でたスルガ産業(沼津市西野、05年に破産)の庄司スエ子元社長(63)=同市=ら4人に対し、廃棄物処理法に基づく措置命令を出した。
撤去方法や工程などを記載した計画書を作成し、10月17日までに提出するよう命じた。撤去の着手期限は11月16日、完了は廃棄物の量を勘案して16年11月16日と定めた。廃棄物の量から、撤去費用は約100億円に上るとみられる。
 命令に応じない場合、周辺環境に支障があると判断されれば県による行政代執行も有り得るという。撤去費用は全額、庄司元社長らに請求する。
 県は04年12月、庄司元社長が廃棄物処理法違反で起訴されたことを受けて産廃処理の事業許可を取り消した。庄司元社長が08年に出所した後も約2年半にわたり撤去を要請してきたが、「費用が工面できない」などとして行動に移さないため、措置命令に踏み切った。
【静新平成23年9月17日(土)朝刊】