高架実現市民の会目的達成で解散
まちづくり推進を加えた新組織へ
沼津商工会議所に事務局を置く沼津駅の鉄道高架を実現する市民の会(会長・紅野正裕商議所会頭)は22日、定時会員総会を商議所会館で開き、昨年度事業報告や今年度事業計画案の承認に続き、「所期の目的が達成された」として今年度をもって解散し、新たに「(仮称)鉄道高架化とまちづくりを推進する会」を設立することが提案された。
同会は1988(昭和63)年に商議所を中心に設立して陳情や啓発活動を展開。
提案趣旨の説明では、「これまでの市民の会の取り組みの成果として今年3月に県とJR(東海と貨物の)2社で工事施工協足が締結され、これにより沼津駅付近鉄道高架化事業は大きな一歩を踏み出し、所期の目的が達成された。今後は鉄道高架化工事の円滑な推進に加え、高架化を見据えた中心市街地のまちづくりを推進していかなければならない」として来年2月頃の「市民の会」の解散と新組織の設立を提案。
新組織にメンバーを継承し、若者にも参加を呼び掛け、これまでの活動に「まちづくりの推進」を加え、引き続き商議所の会費と市の補助金による運営を提案し、承認された。
この後、沼津駅周辺総合整備事業について市職員の説明があり、新貨物ターミナル造成・調整池造成工事が今年3月に完了して工事協定を締結し、10月には新貨物ターミナルの本体工事に着手することが説明された。
【沼朝令和5年9月23日(土)号】
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