2011年9月17日土曜日

県が産廃撤去措置命令

愛鷹山麓不法投棄 沼津の業者元社長らに 県が産廃撤去措置命令
 沼津市の愛鷹山麓に約23万立方㍍の産業廃棄物が不法投棄されたままになっている問題で、県は16日、2000年1月~04年11月ごろにこの廃棄物を埋め立でたスルガ産業(沼津市西野、05年に破産)の庄司スエ子元社長(63)=同市=ら4人に対し、廃棄物処理法に基づく措置命令を出した。
撤去方法や工程などを記載した計画書を作成し、10月17日までに提出するよう命じた。撤去の着手期限は11月16日、完了は廃棄物の量を勘案して16年11月16日と定めた。廃棄物の量から、撤去費用は約100億円に上るとみられる。
 命令に応じない場合、周辺環境に支障があると判断されれば県による行政代執行も有り得るという。撤去費用は全額、庄司元社長らに請求する。
 県は04年12月、庄司元社長が廃棄物処理法違反で起訴されたことを受けて産廃処理の事業許可を取り消した。庄司元社長が08年に出所した後も約2年半にわたり撤去を要請してきたが、「費用が工面できない」などとして行動に移さないため、措置命令に踏み切った。
【静新平成23年9月17日(土)朝刊】

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