沼津駅北土地区画整理事業が竣工
記念式典で経緯振り返る
独立行政法人都市再生機構は、静岡県東部拠点第一地区土地区画整理事業の竣工記念式典を七日、沼津リバーサイドホテルで開催。土地区画整理審議会委員、評価員、国土交通省、静岡県、市の職員ら三十余人が出席した。
同事業は、高島町、庄栄町、杉崎町、米山町、大手町一丁目、大字三枚橋の各一部の地区面積一二・一㌶(従前の地権者は所有権者百八十七件、借地権者六件)で行われた。
事業の目的は、沼津駅北口周辺において、旧国鉄沼津機関区跡地などの大規模空閑地を活用し、駅前広場と都市計画道路などを整備し、文化・交流機能を中心とする高次都市機能の集積を図ること。事業期間は平成十二年三月から三十年三月(清算期間五年を含む)。
式典では主催者あいさつの後、静岡東部特定再開発事務所の磯部悟所長が、航空写真などのスライドを使いながら事業経過を振り返った。
市にとっては機関区解体後の跡地活用が課題となり、平成五年に国から沼津、三島、富士、富士宮の各市と清水、長泉両町が静岡県東部拠点都市地域指定を受け、その整備基本計画で、沼津駅周辺は「既存の商業・アミューズメント機能や中枢管理業務を中心とする都市機能の集積と高度化」などと位置付けられた。
六年に沼津駅周辺土地区画整理事業が都市計画決定された後、県と市が地域振興整備公団(現都市再生機構)に対して事業要請。
八年、公団は沼津商連会館内に静岡東部特定再開発事務所を開設。公団と県、市が国鉄清算事業団から旧国鉄沼津機関区跡地の取得を開始する。十二年に静岡県東部拠点第一地区土地区画整狸事業が事業認可され、第一回土地区画整理審議会を開催。二十四年六月まで四十四回にわたって開いた。
事業の進展に伴い、十三年に沼津駅北口駅前広場起工式、十四年に同広場オープニングセレモニー、十八年には公団が基盤整備した機関区跡で複合商業施設BiVi沼
津が開業し、今年、ふじのくに千本松フォーラムが(プラサ・ヴェルデ)建設に着工している。
県東部拠点第一地区土地区画整理事業は、換地処分の事務手続きが完了すると終了となる。
(沼朝平成24年9月11日(火)号)
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