館長の石垣氏を解任
沼津港深海水族館運営会社が発表
沼津港深海水族館(沼津市千本港町)を運営する佐政水産(同)は29日、同館の石垣幸二館長を16日付で解任したと発表した。
同社は、石垣氏が代表取締役を務めるブルーコーナー(同市江浦)に、展示する生物の飼育、メディア対応、館長職などを業務委託していたが、これらの契約を同日付で解消した。佐政水産によると、解消理由は石垣氏の複数の背任行為やコンプライアンス違反行為で、展示の目玉であるシーラカンスの売買取引に関して互いの信頼を損ねる行為が発覚したという。ブルーコーナーは本社の取材に「弁護士を通じて対応中」としている。
同館の館長職は佐藤慎一郎佐政水産専務が兼務する。佐政水産によると、ブルーコーナーの社員だった飼育員ら6人は、佐政水産が雇用し、引き続き運営を任せているという。
沼津港深海水族館は2011年12月に開館した。沼津港観光の中核施設で、2017年は約41万人が訪れた。
【静新平成30年3月29日(木)夕刊】
0 件のコメント:
コメントを投稿