鉄道高架用地取得90% 沼津市
沼津市の頼重秀一市長は17日の市議会6月定例会一般質問で、JR沼津駅付近鉄道高架事業の前提となる貨物ターミナル移転用地(同市原地区)の取得率が90%になったと報告した。新たに4人との交渉が成立した。
残りの地権者は14人で、未買収地は9290平万㍍になった。県、市が2018年10~11月に土地収用法35条に基づく立ち入り調査を実施して以降、13人が契約を結んだ。
平野明文沼津駅周辺整備部長は関連答弁で、土地を提供する地権者が譲渡所得から5千万円の税控除を受けられる期限について「早い人は6月末、最後の人は8月中旬まで(に売買契約が必要)」と明らかにした。ただ、適用期限が過ぎても任意交渉は続けていくという。
市は、9月20日が期限になっている県収用委員会への裁決申請に向け準備を進めている。市は6月21~28日までの間の4日間で、地権者に対し、申請に必要な土地調書と物件調書に署名押印を求める手続きを実施する。
【静新令和1年6月18日(火)朝刊】
0 件のコメント:
コメントを投稿