沼津市教委 第1、第2中学校区統合視野
適正化へ方針転換
沼津市教育委員会は13日の市議会2月定例会文教産業委臭質で、第二中学校区の学校規模・配置の適正化に関する協議状況を説明した。同中学校区内の小中学校を統合、一貫校化するという従来の方針を転換し、第一中学校区との統合を視野に検討を進めていく考えを示した。
第二中学校区は、第二小、千瓜小ともに2020年度には全学年で単学級になる見込みで、統合した場合も24年度から全学年で単学級になるという。このため、中学校区内で統合や小中一貫校化をしても、適正化の目的は果たせないと判断。学識経験者や地元代表者らでつくる適正化推進委員会や保護者の意向を踏まえ、第一中学校区との統合を検討することにした。同市で、中学校区を越えて学校規模・配置の適正化を検討するのは初めて。20年度に第一、第二中学校区適正化推進委員会を設置し、保護者説明会なども開きながら協議を進めていく。
第二中学校区の小中学生と未就学児の保護者に昨年実施したアンケート(回答率66%)では、小学校は第一、第二、千本の3校、中学校は第一、第二の2校をそれぞれ統合するという案を66%が支持。同中学校区内に限った統合、小中一貫校化を提案した他の2案を50%ほど上回った。
(東部総局・山下奈津美)
【静新令和2年2月14日(金)朝刊】
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