東都大沼津新キャンパス計画
廃業ホテル活用へ
沼津市内に4年制の看護系学科の開設を計画している東都入(本部・埼玉県深谷市)を運営する学校法人青淵学園が、キャンパスとして、4月末で閉館したホテル沼津キャッスル(同市日の出町)の活用を検討していることが22日までの関係者への取材で分かった。
同大は深谷市と千葉市にもキャンパスがある医療系大学。当初は沼津市宮本の宿泊施設「ニューウェルサンビア沼津」の活用を検討していたが、土地や建物の取得を巡り折り合いがつかず、3月末に断念したとみられる。その後、ホテル沼津キヤッスルが候補地に浮上した。4月下旬には同法人の幹部が市役所を訪れ、同ホデルへの大学設置の方針を伝えた。
同大は大学設置について「答えられない」としている。
2021年度の開学を目指す方針は変わらないとみられ、文部科学省への設置甲請を行い、認可されれば同市唯一の大学となる。看護学科は4年制で定員は1学年100人ほど。現在、同ホテル内に開学準備室を設けて、設置申請に必要な運動施設の確保などを進めている。
同ホテルは1983年、JR沼津駅北口から徒歩約10分の市街地に同市初のシティホテルとして開業。婚礼事業の減少に加え、新型コロナウイルス感染拡大で宿泊キャンセルが相次ぎ廃業した。客室87室のほか、大宴会場や会議室、レストランなどを備える。
また、ニューウェルサンピア沼津は6月に閉館する予定だったが、大学設置がなくなったことで営業の継続が決まった。
【静新令和2年5月22日夕刊】
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