中央公園の再整備へ
市が基本方針への意見を募集
市は、再整備を計画している大手町の中央公園の「中央公園再整備基本方針(案)」へのパブリックコメントを募集している。期限は18日。
同公園は、1970年の開園から50年以上が経過。施設老朽化が目立つとともに、「トイレの設置位置による東西の分断」や「南側広場の高低差による南北の分断」など課題があり、中心市街地のまちづくりに合わせた再整備が予定されている。
整備に当たっては民間資金を利用して民間事業者に施設整備や公共サービスの提供等を委ねる「PFI方式」も考えられていて、特に市は国が推奨し補助金も出ることから、公園に特化した「パークPFI」を検討中。市内でも、旧少年自然の家をリノベーションした愛鷹運動公園の「INNTHEPARK」で行われている。
同整備計画では、昨年6月に有識者会議として「沼津市中央公園再整備墓本計画策定委員会」が組織され、同月、プロポーザル方式で再整備計画案の作成を受託したSOCI(本社・東京)と市都市計画部緑地公園課により2回の会議を開いて出た意見や、昨年12月から約1カ月」間、市内全地区センターにアンケー卜用紙を置くなどして集めた意見等を基に今回の基本方針(案)が作成されている。
同委員会の委員は、少年自然の家の指定管理にも携わる馬場正尊さん寸沼津市みどりの基本計画に携わる今西良共さん、沼津市出身で東京大学で建築学を教える三谷徹さんの3人で、委員と事業者の任期は2021年度-年間。 同公園の再整備を巡っては、スケートボーダーらによる団体「中央公園の若者文化を守る会」が昨年8月、スケートボード専用スペースの設置等を求める要望書を都市計画部長宛てに提出。
また、沼津郷土史研究談話会の匂坂信吾会長が「会にとって、この公園は、狩野川を外的防護の外堀に見立てて築城された三枚橋城、沼津城の本丸があった場所で、沼津を象徴する重要な史跡であり、聖地そのもの」と昨年10月15日付の本紙「言いたいほうだい」欄に投稿するなど、様々な人々が大切にしている公園。 パブリックコメント郵送の場合は18日の消印有効。資料を閲覧できる場所は、市のホームページ、市役所緑地公園課(6階)、生活安心課(2階)、各市民窓口事務所、市立図書館。指定の様式はなく、住所、氏名、電話番号、資料の該当ページ、意見内容を記入し、郵送、持参、ファクスまたは電子メールで提出する。口頭や電話での意見は一切受け付けない。意見を提出できるのは、市内に在住、在勤、在学の人、または市内に事務所もしくは事業所がある法人等、そのほか、この件について利害関係を有する人。
コメントの結果は今月下旬に公表される予定。提出・問い合わせは緑地公園課利用推進係(〒410ー8601 御幸町16の1、電話934ー4796、FAX934ー2310、メールアドレスryokuti@city.numazu.lg.jp)
【沼朝令和4年3月13日(日)号】
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