商議所が常議員総会
事業計画、人事案件など承認
沼津商工会議所(紅野正裕会頭)は29日、第141回通常議員総会を開催。2022年度事業計画(案)などの5議案と理事の選任などの8報告事項を諮り、全てが承認された。
開会冒頭、紅野会頭はウクライナの戦況やコロナ禍、半導体不足などの社会情勢に触れながらあいさつ。来年度については「11月以降、2024年の(同商議所)100周年記念事業に着手していきたい」と話した。
紅野会頭が議長となり進められた議事では、第1号議案として、奈良直紀副会頭(明電舎沼津事業所長)から社内異動による退任の申し出があり、新任として後任の同事業所長となる田島誠也氏が新副会頭の選任について審議され、賛成多数によって承認された。
奈良副会頭は「2年間の在任中はコロナ禍だったが、さまざまな施策ができたことが良い思い出」などと退任のあいさつをした。
また、コロナ禍等の影響による社会経済動向や会員事業所の実態を踏まえ、議員定数を現在の140から120にする定款の変更(案)や、地場産品の販路及び消費拡大支援やカラー仕様等による会報誌「Net」の発行などの事業計画(案)も承認された。
報告事項では、工藤浩史常務理事が退任し、光林治氏(現・愛鷹山森林組合業務部長、元・市産業振興部長)が就任すること、青年部の山田貴志会長(ビット代表取締役)が退任して大房正征氏(オオフサ代表取締役)が後任を務めることなどが報告された。
【沼朝令和4年3月30日(水)号】
紅野会頭、続投へ沼津商議所
1期目の任期が10月末で満了となる沼津商工会議所の紅野正裕会頭の続投が29日までに固まった。10月に開催予定の臨時議員総会で正式決定する。
新型コロナ禍で収益の落ち込む会員事業所が増えるなど課題が山積しているほか、2024年の創立100周年記念事業など重要施策があり、複数の役員によると、役員間で続投に異論はないとみられる。JR沼津駅付近鉄道高架事業に向けた前提工事が1月に始まり、経済界として新たなまちづくりを推進すべきと判断した。
紅野氏は副会頭を経て19年11月に会頭就任。沼津信用金庫理事長を務め、昨年8月から会長。コロナ禍の中で地域経済を支える傍ら、県東部コンベンションビユーロー会長も担い、24年に予定される太陽光発電国際会議の同市誘致に尽力した。
紅野氏は取材に「地域活性化へ、県と市と連携して臨みたい」とした。
【静新令和4年3月30日(水)朝刊】
0 件のコメント:
コメントを投稿