城岡神社例大祭、今年も台車で神輿
のぼり旗を手に子ども達も参加
大手町町内会(原田治久会長)は、城岡神社例大祭を28、29日の2日間開き、28日は、よさこいチーム「りぐる」による奉納の舞と式典、29日は式典の後「神輿巡幸」が行われ、今年は町内の子ども達も参加した。
城岡神社の例大祭は毎年、神社前の通りに露店が軒を並べ子ども神輿や青年神輿渡御、.奉納演芸、よさこい踊り、和太鼓演奏などを行い、沼津に初夏を告げる祭りとして盛大に開かれるが、コロナ禍にあって密を避けるため、一昨年から式典が中心。
昨年は神輿渡御に代わる企画として、密を避けるために神輿を台車に載せて引く「神輿巡幸」が初めて行われたが、今年も同様に法被を着て提灯や御幣、幟旗を持った先導役に神輿が続き、宮司をはじめ格衣を着た町内会役員らの後に、今年は、のぼり旗を手にした子ども達が加わり、町内を練り歩いた。
のぼり旗の両面には、自分自身あるいは社会全体に向けた願いごとを子ども達が手書きし、「世界平和」や「健康第一」「創り出そう新たな伝統」などの願い、「マスクを外したい」「コロナが終わりますように」という切実な願いもあった。
土屋輝明君二小4年)は「ゲームクリエイターになりたい」「みんな幸せに」の願いを裏表に書き、「行列は、ちょっと緊張したけど楽しかった。これからも町内のいろんな行事に参加したい」と話していた。
父母の会の杉山恵理会長は「コロナ禍にあってもできる活動を模索し、工夫しながら子ども達に伝統行事など様々な体験をさせてあげたい」とした。
【沼朝令和4年5月31日(火)号】
願い込めみこし子どもら「巡幸」
沼津・城岡神社例大祭
沼津城の守護神で徳川家康などを祭る沼津市大手町の城岡神社は28、29の両日、例大祭を開いた。29日は宮司や地元住民、子どもたちら約80人が参加する「神輿(みこし)巡幸」一があり、町内の商店街や沼津駅前などを練り歩いた。
神輿を担がずに台車に乗せて歩く神輿巡幸は、新型コロナ感染拡大防止を考え、昨年始めた。ことしは子どもたち約30人が参加。世界平和や将来の夢などそれぞれの願いを書いたのぼりを手に、2列に並んで神輿の後に続いた。「これからも友達と遊べますように」と願った沼津第一小6年の大木馨登さん(11)は「楽しかった。神様が近くにいる感じがした」と話した。
大手町町内会の原田治行会長は「祭りは町内の行事として子どもの記憶に残るもの。開催できてうれしい」と喜んだ。
【静新令和4年5月31日(火)朝刊】
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