沼津・アーケード名店街
再開発へ徐々に動き
先行街区建物解体に着手
JR沼津駅南のアーケード名店街(沼津市町方町)で、再開発計画が徐々に動き始めている。エリア内の5街区(A~E街区)のうち、事業が先行する街区で今月初旬、建物解体に向け仮囲いを設置し作業の準備に着手。他の街区でも準備組合設立や地権者間の調整が一部で見られ、市や市内で再開発を進める関係者らは動向を注視する。
最も具体化しているのは、再開発対象エリアの南西部に位置する「E街区」(約0・3㌶)。11月にも計8棟の建物解体に取りか
かり、来年8月下旬に完了予定。2028年には店舗と住宅(105戸)が入る地上10階・地下2階の新建物が完成する。タカラレi
ベンとフジタ共同企業体(JV)が特定業務代行者.再開発組合の水口隆太理事長は「事業を先行し、次ヘバトンを渡したい」と話す。対象エリアの北東部の「A街区」(約0・6㌶)で昨年、準備組合が発足した。他街区では、地権者同士で現状認識や今後について意見を交わそうとの声がある。
同じ駅南では、大手町と仲見世の両商店街の再開発計画が市都市計画審議会で了承された。市は県と協議して近く、都市計画決定をする。関係者は「具体化すればまちは変わる。まちづくりに寄与できれば」と強調する。
市は具体化している複数の計画を後押しする姿勢だ。
(東部総局・高橋和之)
メモ 沼津市内の再開発 2年前にJR沼津駅付近の鉄道高架箏業が動き出して以降、駅の南北で複数の計画が始動。駅南はアーケード名店街と、六手町と仲見世の両商店街で具体化している。このほか複数の構想があり、調整が進む。駅北でも、旧商業施設「イシバシプラザ」跡地への大手流通イオンの進出を機に、新たなまちづくりを目指す動きが出ている。
【静新令和6年(2024年)10月12日(土曜日)】
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