沼津再開発加速へ
政府「緊急整備地域」に指定
政府は12日までに、沼津市の中心市街地3カ所を国の「都市再生緊急整備地域」に指定することを閣議決定した。指定区域で都市開発をする際、建物の容積率や 市街地3カ所道路の上空利用などの規制が緩和され、税制面の優遇「もあるなど柔軟な計画が可能になる。市は指定を起爆剤に、鉄道高架化の着工で動き出す中心市街地の民間再開発を加速させる。
指定を受けたのはJR沼津駅周辺(30万平万㍍)、イシバシプラザ跡地(6万平万㍍)、アーケード名店街(2万平万㍍)の計38万平万㍍。決定は10日付。県内ではこれまでに、静岡市(2003~17年)や浜松市(07~21年)が指定された。現状は沼津市が唯一となる。同市では、指定区域の大手町やアーケード名店街の一部で再開発が進むほか、イシバシプラザ跡地には「イオンタウン」の出店が予定される。
静岡市や浜松市は制度を活用し、JR東静岡駅周辺や浜松駅前の再開発を進めた。指定について沼津市の頼重秀一市長は「地域経済の活性化や居住環境の更新、災害に強いまちづくりの実現を期待したい」としている。
(東部総局・尾藤旭)
【静新令和6年(2024年)12月13日(金曜日)】
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