2025年2月19日水曜日

救急センターが刑事告訴  使途不明金横領容疑、沼津署受理  【静新令和7年2月19日(水)朝刊】

 


 救急センターが刑事告訴

 使途不明金横領容疑、沼津署受理

 昨年6月、沼津市夜間救急医療センターで多額の使途不明金が発覚した問題で、運営する沼津夜間救急医療対策協会は18日、沼津署に刑事告訴し、受理されたと発表した。関係者によると、告訴は氏名不群者が協会の口座から1億円余りを着服したとする業務上横領の疑い。協会は告訴受理を発表する一方で「担当者が不在。捜査上支障がある」などとして、告訴容疑など詳細を明らかにしなかった。受理は14日付。

 使途不明金は昨年6月中旬、医療事務を担当していた60代の男性職員の死亡をきっかけに発覚。男性が業務で管理していた協会の口座から約16年間にわたり、計約25500万円が引き出されていたことが分かった。協会は男性が既に死亡し、直接の捜査ができないことから、あえて男性と特定せず、一部のみの告訴にとどめたとみられる。

 協会によると、使途不明金は通事故などで受診した患者に代わり、保険会社などが支払う医療費が振り込まれていた口座から引き出されていたという。協会はこれらの事務を男性が1人で担当し、口座の通帳も男性の自宅から見つかったことなどから、横領された可能性が高いと判断。昨年8月の理事会で刑事告訴する方針を確認していた。

 協会は沼津、三島、裾野、長泉、清水、函南の6市町と地元3医師会で構成する

【静新令和7219日(水)朝刊】




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