2013年10月25日金曜日

「県は速やかに判断を」 沼津市長

沼津駅付近鉄道高架事業
 「県は速やかに判断を」 市長
 栗原裕康沼津市長は24日の定例記者会見で、JR沼津駅付近鉄道高架事業について、川勝平太知事が事業の方向性を判断する時期にこだわらない姿勢を示したことに対して、「(高架事業の)推進に向けて、事業者である県が速やかに判断してほしい」と訴えた。
 同事業は、川勝知事が2010年に鉄道高架に不可欠な貨物駅の移転先としていた原地区で強制収用を行わないと明言してから、凍結状態が続いている。県は事業の推進派、反対派の対立を回避するために有識看会議や住民参加型合意形成作業(PI)を重ねてきた。栗原市長は「議論がまだ足りないとは思わない。過去の市長選、市議選でも何回も争点になってきた」と指摘した。
 PIでは鉄道を高架化するか、駅を橋上化するかで議論が進められた。鉄道高架の場合、貨物駅の移転先を原地区にする案と、市外の駅に統合する案が示された。栗原市長は「仮に(貨物駅を市外の駅に統合することに)JR貨物、JR東海が同意した場合は、市としてもその方向に行くのはやぶさかではない」と述べた。

《靜新平成251025()朝刊》

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