黄瀬川大橋が通行再開
沼津清水町境2カ月ぶり、仮設橋
大雨の影響で一部崩壊した沼津市、清水町境界の黄瀬川大橋は31日、応急組立橋の設置が完了し、約2カ月ぶりに車両や歩行者が通行できるようになった。
応急組立橋は短期間で完成させる組み立て式の鉄橋で、県と国土交通省が連携して工事を進めた。全長83㍍の大橋のうち損傷した箇所34㍍を撤去。その部分に応急組立橋を設置し、仮設橋として通行可能にした。
仮設橋は自動車用の2車線と歩道を確保した。自転車を含む二輪車と総重量7・5㌧以上の車両は通行できない。川の水位が上昇するなどした場合、通行止めになる可能性があるという。
仮設橋の開通に合わせ、頼重秀一沼津市長と関義弘清水町長、池田修長泉町長らが現鳩を視察した。関町長は「周辺の店舗や住民に不便をかけた。速やかな応急復旧はありがたい」と喜んだ。
県は早期の完全復旧に向けて河川管理者の国交省と協議している。頼重市長は「橋の復旧だけでなく、堤防のかさ上げなど河川改修と一体となった整備を求めたい」と述べた。
【静新令和3年9月1日(水)朝刊】
限定車両等の通行再開
仮設橋で復旧の黄瀬川大橋
豪雨による黄瀬川の増水で崩落し、7月3日から通行止めとなっていた黄瀬川大橋に、国土交通省から貸与された応急組立橋(仮設橋)が架かり、8月31日午後1時に開通した。
黄瀬川大橋は、県道380号富士清水線(旧国道一号)上にあり、1日平均3万1000台が行き来する幹線道路。約2カ月間の通行止め期間中、う回路となった下流側の黄瀬川橋をはじめ周辺の道路が混雑し、沿道店舗の客足にも影響が出ていた。
仮設橋は落橋した部分に架けられ、残った部分に連結。幅員が狭いため、走行できる車両は緊急車両を除いて総重量7・5㌧までに制限している。また、仮設橋の床には鉄製のグレーチングが敷き詰められているため、雨の日にスリップしやすい自転車や自動二輪車、原付バイクは走行禁止。歩道は幅80㌢程で、下流側のみに設置された。
走行の際には、当面、同所に配置される誘導員の指示に従うことや、徐行運転を呼び掛けており、黄瀬川の水位等の状況によっては通行止めの場合もある。 通行止め解除の時刻になると、バトカーを先頭に橋上の往来が始まり、見学に来ていた近くの事業所の従業員は、「これまで橋が通れないため道も渋滞し、う回するのは不便だった」と話し、早速、仮設橋の歩道を渡り初め。
開通を視察した頼重秀一市長は、「迅速に応急復旧してもらい感謝している。引き続き護岸のかさ上げなど災害に強い河川改修も合わせた本復旧に向け、清水町、長泉町と連携して関係機関に働き掛けていきたい」と話した。
【沼朝令和3年9月1日(水)号】
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