2021年11月30日火曜日

東伊豆町長選 岩井元参院議員出馬へ 現職太田氏4期で退任

 


東伊豆町長選

 岩井元参院議員出馬へ

 現職太田氏4期で退任

 2022325日に任期満了を迎える東伊一豆町長選で、元自民党参院議員で国土交通副大臣を務めた岩井茂樹氏(53)29日までに、無所属で出馬する意向を固めた。一方、現職の太田長八氏(70)は同日、4期目の今期限りで退任する意向を表明した。

 同町長選へ出馬の意向が明らかになったのは、岩井氏が初めて。30日に正式表明する。岩井氏は取材に「東伊豆町の支援者から要請を受け、決断した。国政の経験を生かし、人口減を食い止めていきたい」と出馬の動機を述べた。既に三島市から同町に移り住み、準備を進めている。

太田氏は同日町役場で開かれた記者会見で、「4期目当初から、今期限りと決めていた。後進に道を譲りたい」と、退任の理由を述べた。416年を振返り、小中学生の給費補助や、首都圏の大学とのまちづくり関する連携などを実績に挙げた。後継者については「模索したが、決まらなかった」とし、現時点で特定の候補を支援する考えはないとした。

岩井氏は名古屋大学大学院修了。参議員秘書などを経て、10年の参議院選に静岡選挙区から出馬し、初当選。2期目途中の今年6月、知事選に出馬し、落選した。

太田氏は町議会議長を経て、06年の町長選で初当選。今年6月まで2年間、県町村会長も務めた。

(下田支局・尾藤旭)

【静新令和31130日(火)朝刊】

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