OKI、沼津の2社統合
来年4月海洋音響事業を拡充
OKIは2日、100%子会社の静岡OKI(沼津市入諏訪、嶋田宏社長)とオキシーテック(同市内浦三津、中井敏久社長)を経営統合し、来年4月1日に新会社を設立すると発表した。同市大諏訪に設ける。両社の技術力と商品力を集約し、主力の海洋音響関連事業を拡充する。
新会社の名称と代表者は未定。静岡OKIを存続会社とし、オキシーテックを吸収する。静岡OKIは海洋といった条件が厳しい環境で動作する機器の設計や製造、販売を担う。国内唯一の水中音響計測施設で同市沖に浮かぶ「固定式計測バージ」を所有し、海洋機器の計測などを手掛けるオキシーテックとの統合で、顧客のニーズへの対応を一元化する。2023年度をめどに固定式計測バージを更新し、海上試験を充実させる。
OKIは22年度を最終年度とした中期経営計画に、防衛関連事業を柱に培ってきた水中音響技術の民間市場へ の応用と新市場開拓を目指すとしていた。
【静新令和3年12月3日(金)朝刊】
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