清流 幕末のイケメン 東部総局・尾藤旭
江戸時代最後の沼津藩主水野忠敬をインターネットで検索すると予測ワードに「水野忠敬 イケメン」と出てきた。写真を見ると、確かに端正な顔立ちに思える。
先日、忠敬のひ孫で経済学博士の忠尚さんの講演を聞いた。'先祖の忠友、忠成2代の藩主が江戸幕府後期の幕閣として関わった銀貨改鋳は、米を基軸とした経済から貨幣経済への移行を推し進めたと論じる。
一般的に貨幣を改鋳し、通貨量を増やすことはインフレを引き起こし、否定的にも論じられる。だが、忠尚さんは「経済活性化を促した」と評価する。忠友が仕えたのは相良藩主で老中の田沼意次。田沼は近年、再評価が進み、来年の大河ドラマでは渡辺謙さんが演じる。ドラマに忠友、忠成は登場するだろうか。その際はどんな俳優が演じてくれるのだろうか。
【静新令和6年2月3日朝刊「清流」】
※令和5年12月17日(日)「歴史と文化のまちづくり塾」講師水野忠尚先生
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