知事選 鈴木氏擁立へ調整
前浜松市長 地元経済界の一部
川勝平太知事の任期途中での辞職に伴って行われる知事選に、浜松市経済界の一部が前浜松市長の鈴木康友氏(66)の擁立を目指して調整していることが7日までの関係者への取材で分かった。知事選出馬への具体的な動きが明らかになるのは鈴木氏が初めて。
関係者によると、市内経済界の一部が、首長としての経験が豊富で知名度があり、中央政界にもパイプを持つ鈴木氏に水面下で出馬を打診したとみられる。自民党や連合静岡など幅広い政党や団体に支援を求めるなどして与野党相乗りの候補擁立を目指したい考えで、鈴木氏も出馬に前向きな意向を示しているという。ただ、自民党内に鈴木氏を推す意見がある一方、別候補を模索する動きもあり、候補者選定は流動的な要素が残る。 鈴木氏は同市中央区出身。当時の民主党で衆院議員を2期務めた後、2007年の市長選で初当選し、23年4月末まで4期16年務めた。退任後はコンサルティング業を行い、都内と同市内を行き来している。21年の知事選にも出馬が取り沙汰されたが、行政区再編問題などを解決していないとして出馬を見送った。 鈴木氏は7日の静岡新聞社の取材に対し、「現時点で言えることはない」と話した。
川勝知事は県議会6月定例会初日に辞職する考えを示している。知事選の日程は現在、①6月13日告示、同30日投關藁②6月20日告示、7月7日投開票③7月4日告示、同21日投開票ーの3案が検酎されている。
【静新令和6年(2024年)4月8日(月)】
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