沼津市議会委員会採決
「下水道料39,6%値上げへ」来年4月から5年間
沼津市議会11月定例会は10日、建設水道委員会を開き、下水道使用料を来年4月から5年間、39・6%値上げする地域下水処理施設条例の改正案を可決すべきとした。
一般家庭の使用料は、平均で年間7740円増加する。市は使用料改定により、2010年度から赤字が続いていた下水道の維持管理費の黒字化を目指している。改定後の試算によると、14年度から18年度までの5年間で2400万円の黒字を見込んでいる。
同市の下水道事業は、12年度決算時点で維持管理に関する累積赤字が3億7千万円に上る。市水道総務課によると、5年間で累積赤字を解消するには51・7%の値上げが必要になる。
同課の担当者は「急激な負担増を市民に強いるわけにはいかないが、累積赤字をこれ以上増やすわけにもいかない」と理解を求めた。その上で、12年度の実一績で55・7%にとどまっている下水道普及率の向上や経費削減などに努めていく考えも示した。
《靜新平成25年12月11日(水)朝刊》
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