「四大城御城印」を発売
興国寺・三枚橋・沼津・長浜
沼津西高生が題字
沼津市のNPO法人沼津観光協会と大手町町内会は市内4城跡の魅力をアピールする「沼津四大城御城印プロジェクト」を立ち上げ、6日から御城印の販売を始めた。題字の作成には、沼津西高芸術科書道専攻の高校生3人が協力。3人は同日、市役所に頼重秀一市長らを訪ねてプロジェクトを報告した。
プロジェクトは、城跡巡りが空前のブームになっているのを受けて企画した。御城印は北条早雲の旗揚げの城として知られる興国寺城や、市中心部にあった三枚橋城と沼津城、戦国期に北条水軍の拠点として築城された長浜城の4種。題字はいずれも同校3年の籾山栞さん(17)、伊藤帆南さん(17)、高橋世理加さん(17)が手掛けた。
御城印はそれぞれの城のイメージに合わせて行書や隷書の書体を使い分け、家紋や肖像画などもあしらった。3月中旬から練習を重ねて仕上げたという。
市役所では、沼津観光協会の小森裕之副会長や大手町町内会の名取正純会長らがプロジェクトの経緯を説明。3人をイラスト化したのぼり旗も披露した。3人は「作成前には沼津の歴史も学び、地元への愛着が深まった。まちのために貢献できてうれしい」などと話した。
初版として各千枚ずつ作成し、1枚300円。城跡周辺の製茶会社、化粧品店、町会館、農産物直売所など市内6カ所で販売する。問い合わせは沼津観光協会〈電055(964)1300〉へ。(東部総局・薮崎拓也)
【静新令和3年4月7日(水)朝刊】
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