沼津市 定数6減、勢力図混とん
28議席をめぐり、36人(現職22、新人12、元職2)がせめぎ合う。投票率の大幅アップは見込めず、党公認や組織の支援を受ける候補者は比較的有利か。ただ、告示直前に定数が現状より2減から6減に変更され、勢力図は混とんとしている。
金岡・大岡・門池地域では高橋達也(43)=無現=が自治会やNPO活動で培った人脈を駆使して集票する。同じ大岡地区の山下富美子(57)=無現=は女性層の支持を拡大。頼重秀一(42)=無現=は地元票を掘り起こす。教員の渡辺博夫(67)=無新=は学校や自治会人脈をたどる戦術。山崎勝子(69)=共現=、労組支援の深田昇(39)=無新=は組織票をまとめる。
愛鷹・片浜・今沢地域は、千野慎一郎(69)=無現=が同業者も含め幅広い支持獲得を目指す。江本浩二(50)=無現=は知名度を武器に行政課題を訴える。斉藤孝一(54)=共現=は党組織を引き締める。深瀬勝(66)=無現=は西間門を拠点に拡大を狙い、同所の梶泰久(40)=無新=は労組票を固める。
原・浮島地域の原地区は今回も最大の激戦地。殿岡修(71)=無現=、大場豊重(70)=無現=の現職と通算6期目に挑戦する元職川口三男(66)=共元=は支持者層の一部重複が懸案。浅原和美(60)=無現=、城内務(55)=公現=のベテラン勢も後援会がフル稼働で組織票固めと票の掘り起こしにあたる。渡部一二実(52)=無現=は労組票に地元票の上乗せを狙う。浮島地区は伊山昭(70)=無現=がまとめる。前回補選で37票差で涙をのんだ清水賢嗣(54)=無新=は商工関係者に浸透する。
市中心部の沼津駅北部は、伊藤正彦(67)=無現=と加藤明子(35)=無新=が北高島町で競合するため、出身校同窓会や所属企業など、別のルートで票を伸ばす。最年少の片岡章一(32)=公新=は組織を固める。中野ひとみ(62)=無新=は地道に回る。
同駅南部は持田紀与美(43)=み新=が市中心部に浸透を図る。長田吉信(50)=公新=は支持者固めに躍起。原信也(54)=無新=は出身地と居住地の両方から浸透を図る。岩崎英亮(64)=無現=は再選に向けこまめに回る。返り朕きを狙う加藤元章(47)=無元=は活動で広げた輪をたどる。梅沢弘(64)=無現=は政策を訴える。小林幸夫(60)=無新=は浸透に懸命。
下香貫・大平地区は二村祥一(68)=無現=が地元中心に必死の戦い。鈴木秀郷(60)=無現=は同地区出身の候補者がおり、支援労組が警戒を強める。尾藤正弘(44)=無新=は知名度向上に努める。
三浦・戸田地域は植松恭一(41)=自現=、真野彰一(63)=無現=が地元を固め、水口淳(69)=自現=は戸田の"地区代表"の議席死守を訴える。
(静新平成23年4月21日朝刊)
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