2011年4月25日月曜日

戦いの軌跡

戦いの軌跡 野党会派が議席増
 定数28に対して36人が出馬した沼津市議選は現職が強みを発揮し、22人中19人が再選を果たした。労組や党組織の支援を受けた新人が軒並み上位に並んだのも目立った。前回選で台頭した鉄道高架見直しを主張する会派や共産党が議席を減らした一方、選挙前に野党に転落していた会派グループが新人を含めて議席を伸ばし、議会内の勢力図への影響は必至とみられる。
 市議選では過去最低の投票率の中、元職の加藤元章氏がトップで返り咲きを果たした。公明は3氏全員が6位以内に入り組織票の固さを見せた。自民票の受け皿になった植松恭一氏、補選の当選を経て危機感を持って臨んだ高橋達也氏も上位に入った。連合推薦の6氏も組織票を手堅くまとめた。水口淳氏は地元票をきっちりまとめ、戸田地区"代表"の座を死守した。新人では教員の渡辺博夫氏が勤務先の人脈や地元自治会の支援を受け、上位に食い込んだ。
 現職は激戦地の原地区で票を分け合った大場豊重氏を含む市西部地区の3人が落選した。みんなの党の公認候補で出馬した持田紀与美氏も及ばなかった。
(静新平成23年4月25日夕刊)

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