庄司美術館の管理者募集
沼津市来年1月再開目指す
沼津市は、指定管理者が不在で休館中の市庄司美術館(モンミュゼ沼津、同市本)について、27日から指定管理者の募集を始める。7月4日まで受け付け、同中旬に選定委員会のヒアリングを行う。選定委と市議会の審査で管理者を絞り、来年1月の再開を目指す。
早ければ市議会9月定例会に関連議案を提出する。指定管理期間は12月1日から2025年3月31日まで。応募資格は原則として県内に拠点を置く法人など。指定管理料は約3479万円(管理期間中)を上限とする。
市は当初、00年の開館から管理・運営を担ってきたNPO法人沼津文化協会を指定管理者とする議案を市議会2月定例会に提出した。しかしその後、協会のトラブルに関する情報がもたらされたとの理由で議案を取り下げた。
同美術館は、1999年に死去した庄司辰雄元市長の遺族からの私設美術館寄付を受け、市立美術館として誕生。地元にゆかりのある作家の企画展や市民の作品発表、コンサートの会場となるなど文化芸術の発信拠点となっていた。入館者実績は2021年度が5417人(開館日236日)。美術作品約300点、市所蔵の美術作品と資料など約600点を収蔵する。
市は募榮開始に先立ち、今月17日に現地説明会を開く。問い合わせは市文化振興課〈電055(934)4812〉へ。
(東部総局・高橋和之)
【静新令和4年6月4日(土)朝刊】
沼津副市長が感染
沼津市は3日、硎谷明正副市長が新型コロナウイルスに感染したと発表した。11日まで自宅療養する。
市によると、陽性者と濃厚接触したため、5月30日から出勤していなかった。その後、鼻水などの症状が見られ、3日に抗原検査をしたところ陽性が判明した。濃厚接触者はいない。執務室は消毒済みという。
7日に開会する市議会6月定例会は欠席の見込み。療養期間中の公務については今後調整する。
【静新令和4年6月4日(土)朝刊】
硎谷沼津副市長今月末で退任へ
沼津市の硎谷明正副市長(72)は3日までに、任期途中の30日付での退職願を頼重秀一市長に提出し、受理された。懸案のJR沼津駅付近鉄道高架事業の前提となる新貨物ターミナルが1月に着工し、事業に一定のめどがついたことが理由とみられる。
市によると硎谷民は1日に「頼重市長の2期目を新体制で市政に臨むべき」とする退職願を握出した。受理は3日付。硎谷民は5月30日に新型コロナウイルスの濃厚接触者となり、3日に感染が確認されたため文書でやりとりしたという。
硎谷氏は元県職員で、収用委員会事務局長などを歴任。2017年に副市長に就任。21年に再任され、現在2期目。
【静新令和4年6月4日(土)朝刊】
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