御宿場印求め 来たれ東海道
三島一白須賀22カ所制作
県信金協、各観光協に寄贈 県信用金庫協会は東海道の旧宿場町を活用した観光活性化事業として、県内全22カ所の印章「御宿場印」と台帳「御宿場印帳」を制作し、18日に東海道沿いの県内各観光協会に寄贈した。21日に発売する。訪日客を含めた県内誘客につなげ、新型コロナウイルス禍から回復途上にある地域企業を支援する。
御宿場印は神社や寺院の御朱印などにちなんで考案。はがき大の紙に宿場名を記し風景画を添え、三島(三島市)から白須賀(湖西市)まで22枚をそろえた。各地の観光案内所や飲食店など38カ所で取り扱う。
18日に静岡市駿河区の老舗飲食店「丁子屋」で開かれた寄贈式で、県信金協会の田形和幸会長(しずおか焼津信金理事長)は「宿泊、飲食、運輸など多くの業種にプラス効果が出る。地域振興の起爆剤になれば」と期待した。県内観光協会を代表し、するが企画観光局(同市葵区)の池田文信専務理事は「素晴らしいコンテンツをいただいた。歴史ファン以外にも年代、国籍問わず幅広く誘客を図る」と述べた。
東京・日本橋ー三島間は、平塚信金など9信金の企画で昨年10月に同様の事業が先行している。今後、3月までに愛知ー京都間の各信金の協力を得て、東海道全宿場町の「御宿場印巡り」ができる態勢を整える。
同印は1枚税込み300円、印帳は1冊同3千円。販売場所は県信用金庫協会のホームページ(HP)で紹介する。同HPは英語版もある。(経済部・高松勝)
【静新令和5年1月19日(木)朝刊】
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