まちづくりへ市街地の歴史学ぶ
市制100周年記念の地域文化事業
香陵ライオンズクラブ(三田昌宏会長)と沼津郷土史研究談話会(匂坂信吾会長)は、市制100周年記念の地域文化事業を18日、プラサヴェルデ3階コンベンションホールBで開き、史談会の長谷川徹副会長が「沼津のまちづくり」をテーマに講演した。
沼津地区のライオンズクラブが協賛したもので、5クラブを代表して大嶽正泰ゾーンチェアマンが「沼津の過去に学び、未来をどうしたらいいか、市制100周年を機に考えたい」と話し、頼重秀一市長が、市制施行から100年の歴史を振り返り、「(市は)記念事業として36事業を展開し、毎月何かやっている1年にしたい」とあいさつ。
三田会長が「本町のにぎわい、沼津の歴史と文化、香陵ライオンズの地域文化活動を振り返り、沼津の未来を考える機会にしたい」とし、匂坂会長が、大手町の「中央公園」の名称を「沼津城趾公園」に変更することで「市民にとっては往時を偲ぶ拠り所となり、外来客には興味と便益を与えることができる」として提案した。
続いて登壇した長谷川副会長は、自身が製作したスライドで、明治10年頃の沼津宿、大正時代には沼津一の繁華街として「おまち」と呼ばれ、昭和にかけて栄えた本町界隈の風景を映し出し、現在も営業を続ける老舗店舗を紹介。
空襲で市街地の全てが失われた戦後の沼津をたくましく再建した「沼津人」の活躍、歴史と文化のまちづくりを効果的に進めるための「歴史と文化のまちづくり」を提案。香陵ライオンズによる地域文化活動の紹介も行われた。【沼朝令和5年3月23日(木)号】
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