未来に備えよ 仙石規
令和6年の元旦は大晦日の雨風もやみ、雪化粧した冨士山を望める穏やかな日本晴れとなりました。
久しぶりに自宅から千本浜に足を運び、海辺の絶景を堪能しました。子どもの頃から幾多も訪れ、そのたびに心洗われる思いにさせてくれる故郷の浜です。
帰宅して二時間程経った時、地震警報がけたたましく鳴り響き、能登地方で震度7の大地震が発生したことを知りました。
映像には火災、建物の倒壊などの惨事が次々と流れ、悲しみに胸が引き裂かれる思いです。同じ震度の地震が沼津周辺で起こったら、大惨事を呈しただろうと思います。
本紙元旦版で、市長が「市制施行100周年」のフィナーレとして千本浜沖で大花火大会を開催すると表明していましたが、何の意義があるのでしょうか?
この数年、沼津では台風や前線の影響で大雨による冠水で被害を受けた方々が大勢おられます。原地区では、何度かの冠水で廃業した調剤薬局や他所に引っ越すことにした家庭も見受けられます。
巨額の税金を使って、束の間の花火を打ち上げるよりも、来るべき「南海トラフ大地震」への備えをしっかりして、このところの水害被客を受けた市民や、養育費、介護費用捻出に四苦八苦している市民への補助を検討することの方が大切ではないでしょうか?・
100年前、市制施行から二カ月後に関東大震災が発生し旧市役所が倒壊するなど、市内でむ被害が多発した歴史を思い起こしてください。
沼津駅南口を出た一正面には、「ご当地バーチャル・アイドル」達が「私たちの故郷、沼津」の言葉と共に描かれていますが、沼津は、現実[を、この地で生きてきた市民達の故郷で"す!
「ひとは、生まれた地への愛を捨て去ることはできない」イタリアのことわざです。(市場町)
【沼朝令和6年1月6日(土)言いたいほうだい】
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