2021年3月11日木曜日

沼津の病院でクラスター

 

沼津の病院でクラスター

 県内で10日、新型コロナウイルス患者1人の死亡と、50人の新規感染が確認された。50人を超えるのは1月28日以来、41日ぶり。県は沼津市錦町の杉山病院で新たなクラスター(感染者集団)を確認したと発表した。県内の累計死者数は100人、感染者数億5330人(再陽性者を含め5331)

=関連記事、クラスター情報29面へ

死亡したのは浜松市が発表した高齢女。

県によると杉山病院では同日までに、入院愚者の約7割に当たる27人と、職員5人の計32人の陽性が判明した。陽性者は全員同じフロアに入院勤務していた。7日に職員1人が発熱したため、全患者と職員の検査を実施した。発表された32人以外は、現時点で陰性が確認されているという。

 同病院は長期入院で寝たきりの高齢患者が多く、看護などのケアの過程でウイルスが広がった可能性があるという。発熱などの症状がある患者とそうでない患者を分離するゾーニンブも不十分だったとみられる。陽性者のほとんどは現在、軽症や無症状だが、高齢者は重症化しやすい傾向があるだめ、県は他の病院との入院調整巻進める。

 このほか、伊豆の国市の順天堂大静岡病院のクラスターで新たに1人の感染が確認された。浜松市では中区の浜松医療センターで医医療従事者と患者6人の陽性が分かった。

【静新令和3311日(木)朝刊1面】




 

クラスター発生でリハビリなど休診 沼津の病院

 職員と入院患者計32人の新型コロナウイルス感染が確認された沼津市の杉山病院では10日、クラスター(感染者集団)発生を知らせる杉山安彦院長名の張り紙が玄関に掲示された。

 県の感染症専門医協働チームと連携して対策を講じ、今後の状況は同病院のホームページで情報発信するという。院長外来とリハビリテーションについては当面休診するとしている。同病院は取材に対し「県東部保健所の指導を受けて適切に対応している」とコメントした。

 同病院は全50床で、入院患者の多くは高齢者という。

【静新令和3311日(木)朝刊29面】

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