「伊豆の踊子号」整備完了
1964年式ボンネットバス
東海自動車来月、記念ツァー
東海自動車(伊東市)は同社のシンボル的存在の1964年式ボンネットバス「伊豆の踊子号」の大規模リニューアル整備が完了したのに伴い、8月に記念運行ツアーを行う。25日、生まれ変わったバスを伊豆市の東海バス修善寺営業所で披露した。
東海自動車の創立105周年に合わせて2月から7月にかけ、旧車のリニューアルを多数手掛けている新明工業(愛知県豊田市)が整備した。内外装のほかブレーキ回りなどを手入れし、レトロな雰囲気を残しながら安全に運行を続けられるようにした。
伊豆の踊子号は76年から天城路の観光路線バスとして活躍し、ボンネットバスブームの火付け、けん引役となった。近年は老朽化に伴い、利用機会が限られていた。
東海自動車の金野祥治社長は式典で、「子どもから大人まで世代を超えて楽しんでもらえるような魅力的なバスの旅を提供していきたい」と述べた。
第1弾のバスツアーは8月6、7の両日に各2回行う。伊豆市の修善寺駅を発着点に旧天城トンネルと浄蓮の滝を巡る。7月27日正午から予約受け付ける。8月14、2128の各日にも第2弾のアーを行う。問い合わせは東海バストラベル〈電0557(38)6660〉へ。
(伊東支局・白柳一樹)
【静新令和4年7月26日(火)朝刊】
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