狩野川で灯籠流し
800個故人の冥福祈る
「沼津夏まつり」に合わせ
29、30の両日に沼津市中心街で開かれる「第76回沼津夏まつり・狩野川花火大会」に合わせ、市民らによる灯籠流しが28旦夜、狩野川御成橋付近で行われた。狩野川に約800の灯籠が流され、幻想的な雰囲気に包まれた。
市民らは柔らかな光を見つめながら、故人を弔った。市内から初めて訪れたという渡辺まつ子さん(71)は「昨年、夫と母を亡くした。さようならという思いで流した」と話した。灯籠流しは1958年に発生した狩野川台風の被害者の供養がきっかけで始まった。 (東部総局・山本萌絵佳)
【静新令和5年7月29日(土)朝刊】
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