2024年6月25日火曜日

沼津「まちづくり塾」集大成 中央公園に案内板設置提案 歴史学者ら3人議論 【静新令和6年6月25日(火)朝刊】

 

沼津「まちづくり塾」集大成


中央公園に案内板設置提案

  歴史学者ら3人議論

 沼津郷土史研究談話会(沼津史談会)23日、城下町としての沼津の歴史を学ぶ「歴史と文化のまちづくり塾」の集大成どなる講演会を市立図書館で開いた。同会が沼津中央公園に歴史と文化の情報案内板設置を提案し、歴史学者ら3人が意見交換した。

 歴史字者の平山優民、国立歴史民俗博物館の樋口雄彦教授、鹸岡古城研究会の望月保宏会長が登壇。同会は、かつての三枚橋城、沼津城、沼津兵学校の名残がある同公園に、城があったころの地図と現在の地図を重ね合わせて位置関係を「見える化」した案内板の設置を提案した。

 平山氏は「城はすでに埋まっているため、見える化は一つのアイデアになる」と評価し、樋口教授は「歴史を継承するためには案内板だけでなく、イベントを開催してPRも必要」と言及。望月会長は「QRコードを入れ、情報発信するなどの工夫もできる」と述べた。公園の名称変更や愛称についても議論した。

 匂坂信吾会長は「市民が故郷に愛着と誇りを持てるよう沼津の歴史を伝えたい」と強調、来賓の頼重秀一市長は「まちづくりの施策を展開していく上で、貴重な意見を頂けた」と感謝した。 (東部総局・天羽桜子)

【静新令和66月25日(火)朝刊】










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