2024年6月24日月曜日

想像交え沼津城描く  鳥瞰図水彩画家・荻生さん  【毎日新聞冷大和6年6月24日(月)朝刊】

 



想像交え沼津城描く

 鳥瞰図水彩画家・荻生さん

 水彩画家で元沼津文化協会理事長の荻生昌平さん(90)が明治時代に諏胸壊された沼津城の鳥瞰図を描いた。

 「沼津城のイメージを感じてほしい」と話している。

 1832(天保3)年の絵図を元に荻生さんが想像を交えて描いた。狩野川側の大手門を手前に、水堀だった外堀は水色に、空堀だった内堀は茶色に塗った。土地に高低差があるため、外堀は堤で分割され水位が異なっていたという。当時の沼津城に天守閣はなかったが「もしあったら、こんな形だろう」と3層の天守閣を描き入れた。荻生さんは「資料が残っていないので苦労したが、昔の城の姿を知ってほしい。今後は江戸初期まであった三枚橋城を描きたい」と話している。

 鳥瞰図のカラープリント(B2)と本丸付近のカラープリント(B3)を各400枚印刷。211000円で沼津市大手町の化粧品店、柳屋内の沼津史談会(沼津郷土史研究談話会)よろず相談所で販売している。問い合わせは長谷川徹・史談会副会長(0559622371)へ。【石川宏】

【毎日新聞冷大和6624日(月)朝刊】

 



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