三枚橋城の模型沼津で展示開始
画家・荻生さん制作
かつて沼津市にあり、江戸時代初期に廃城となった三枚橋城の模型を画家で元沼津文化協会理事長の荻生昌平さん(90)が作り、同市大手町のギャラリーほさかで展示を始めた。10月1日まで。
三枚橋城は武田氏が戦国時代に築城。江戸時代初期に一時は大久保氏の居城となったが、1614年に廃城となり、城跡は田畑になった。廃城の約160年後には跡地に沼津城が築城されている。
史料がほぼ残っていない中、荻生さんは天守閣は幅6間(約11㍍)で三層と推測し、実物の60分の1にあたる高さ45㌢の模型を紙と木で作った。
荻生さんは「言葉で伝わらないものが視覚的に理解できると考え模型を作った。沼津に城があったと知ることで誇りを抱いてほしい」と話しだ。 【石川宏】【毎日新聞令和6年9月29日(日)静岡版】
0 件のコメント:
コメントを投稿