後援会看板に虚偽のコロナ情報
山下蹴員が親族の貼付を認め謝罪、対処約す
16日、植松恭一議長宛てに「山下議員が新型コロナウイルスに関するデマを拡散している」といった内容の問い合わせが複数件寄せられたことから、真偽を確認。
山下議員の後援会の看板に市内の特定の地区名を挙げて「感染者が出た」とする、事実と異なる情報と共に外出禁止を呼び掛けるメッセージを印刷した紙が貼られていたため、植松議長が山下議員に問いただしたところ、本人も知らなかったという。
山下議員は直ちに、指摘された内容について親族に確認したところ、思い込みに基づいた情報を書いて印刷し、後援会の看板2枚に貼ったこと、一部SNS上でも同様の情報が掲載されていたことが分かった。
山下議員は「親族がやったこととは言え、私がやったのと同じ」だと反省。議会に対して謝罪を申し出たことから、代表者会が開かれることになった。
代表者会では、山下議員が「軽率な行為で、うかつにも議長に指摘されるまで家の者が貼っていたことに気付かず、多大な迷惑をかけたことは弁解の余地もない。私なりの責任を取りたい」と謝罪。
出席した議員からは「大変なことをしてくれた」との叱責もあったが、謝罪を受け入れ、「自分なりに責任を取り、今後の議員活動の中で市民のために今まで以上に新型コロナ対策に取り組んでほしい」と、処分などは検討されなかった。
植松議長は「親族がしたことであり、山下議員が皆と一緒に新型コロナ対策に一生懸命に取り組んでいることは知っている。今回の件は非常に残念ではあるが、自分達が発信する情報について正しい情報を伝えるよう改めて注意を呼び掛けるとともに、今後も市議会が一枚岩となり、新型コロナ対策に取り組みたい」としている。
【沼朝令和2年4月18日(土)号】
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