市内、清水町に初感染者
新型コロナウイルス拡大
県は、市内に住む30代の会社員と清水町の成人、賀茂郡の高齢者夫婦がPCR検査の結果、陽性が判明し、新型コロナウイルスに感染していることを確認。8日午後に県庁で開かれた記者会見で公表した。
市内の会社員は、3月28日から仕事を休み、当時の都内の自宅で過ごし、29日に38・8度の発熱、倦怠感、筋肉痛があり、その後、解熱したが倦怠感や筋肉痛が続く状態に。
4月2日に在来線を利用し、品川駅から新幹線に乗って午後0時50分に三島駅に到着。在来線に乗って沼津駅に移動し徒歩で転居先の市内の自宅へ。
さらに4日から5日にかけて38度台の発熱が続いた。転居後、商業施設や小売店を数回利用したが5分前後の短時間の滞在で、外出時は常にマスクを着けていたという。
6日に症状の改善がないため徒歩で医療機関を受診。診察した医師が感染を疑って保健所に連絡しPCR検査用の検体を採取。7日に陽性が判明し、保健所が感染症指定医療機関に搬送して入院した。
現在は倦怠感、筋肉痛、息苦しさ(中等症)があるという。
一方、清水町の成人と賀茂郡の高齢夫婦は親子関係にあり、3人は3月28日に東京から自家用車で来た親族と夕食等で5時間を共に過ごし、その後、4月3日に東京の親族の感染が判明した。
清水町の成人は3月31日から発熱などの症状があり、今月1日に自家用車で医療機関を受診。その後も発熱や倦怠感などの症状が続いたことから5日に帰国者・接触者相談センターに相談し、6日に帰国者・接触者外来を受診。PCR検査検体を採取し、7日に陽性が判明し、感染症指定医療機関に入院した。発症後は医療機関受診以外の外出はなく、現在、発熱と倦怠感(中等症)があるという。
賀茂郡の夫婦は夫が先に発症し、今月2日に医療機関を受診。保健所の帰国者・接触者外来を受診してPCR検査を行った際に妻の検査も行い、陽性が判明した。
【沼朝令和2年4月9日(木)号】
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