富士急沼津駅南に新ビル
店舗と事務所 年明け開業へ
富士急行がJR沼津駅南口(沼津市大手町)の旧富士急百貨店沼津店ビル跡地に、店舗と事務所が入居する2階建て複合ビルを3棟建てることが5日までに分かつた。来年1月の開業を目指す。同駅周辺の鉄道高架事業の進展を見据え、再開発を加速させる。
現在、跡地で稼働している有料駐車場(31台分)は残す。新複合ビルはいずれも鉄骨造りで1階に飲食などの店舗、2階に企業の事務所が入る方向で調整している。延べ床面積は3棟合わせて540平万㍍。12月末までに工事を終える計画だ。
旧富士急百貨店沼津店(地下1階~地上6階)の開業は1965年。建物の老朽化などで2020年4月に解体に着手した。解体後は跡地の半分を有料・駐車場として活用。同店ビルを所有する富士急行は再開発に向け構想を練ってきた。
現場は同駅南口からすぐの所に位置し、周辺にはビルや商店街が並ぷ商業エリア。周辺では複数の再開発計画が進んでいる。(東部総局・高橋和之)
「憩える施設」歓迎 沼津市長
沼津市はJR沼津駅周辺を軸にした「中心市街地まちづくり戦略」を掲げ、活性化に向け具現化を急いでいる。
「人を中心としたまちづくり」など四つの戦略を柱に挙げている。頼重秀一市長は新複合ビル建設について、「駅周辺に人が憩える開かれた空間を有する施設が整備されることをうれしく感じる」と前向きにとらえ、市としても周辺整備を本格化させるとした。
【静新令和4年8月6日(土)朝刊1面】
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