ウクライナから避難ネジェリコさん
「早く戦争終わって」三島市長訪問
ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナ東部のドニプロから三島市に避難している家族4人が26日、三島市役所に豊岡武士市長を訪問した。ネジェリコ・マリーナさん(62)はロシアに対し、「ウクライナ人にも考えられないこと。ファシストもやっていない」と批判した。
ほかに避難しているのはネジェリコさんの娘コベリエバ・ジュリアさん(37)と孫のミランさん(13)、ルカ君(3)。戦闘の激化を受けて5日にドンバス地方の西隣に位置するドニプロを出発し、ポーランドのワルシャワから政府が座席を確保した民間機に乗って16日に日本に到着した。現在は14年前から結婚を機に三島市に住む娘の原アンナさん(40)の自宅に身を寄せている。
ネジェリコさんは現地の様子について「今「までの人生を全部壊している。安全な場所はどこにもない」と語り、「一日も早く戦争が終わってほしい」と切実な思いを訴えた。
市は避難者の受け入れに向け、市民課や子育て支擾課など8課でつくる支援体制を整えた、豊岡市長はウクライナの花のヒマワリを贈り、「安心して暮らせるよう全力でサポートする」と話した。
(三島支局・金野真仁)
【静新令和4年(2022年)4月27日(水曜日)20面】
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