紙の本の読書文化伝えたい
浅間町・浅間神社会場にブック・マーケット
幸町で道具・古物商「土筆屋」を営む赤池康浩さんは、職人や手芸作家らによる露天市「手仕事楽市」を毎月第4日曜日、浅間町の浅間神社境内で開いているが、初の試みとして23日、「ブック・マーケット」を浅間会館で開いた。
「神社で本と出合う」をコンセプトに本を扱う店舗や団体に声を掛け、マルサン書店外商部が出張販売。「ぬまづ昔ばなし第一集・第二集」を再編出版した「絵物語ぬまづ昔ばなし」、沼津史談会の会誌バックナンバー、古本などを扱う8ブースが館内に並んだ。
また、来場者が一持参した本と会場の本棚に置かれた古本を交換して持ち帰る自由交換(フリー)の本棚コーナー、本以外に雑貨も扱い、杉原千畝・幸子夫妻の顕彰会によるチャリティーTシャツの販売も行われたが、境内に開設を予定していた喫茶コーナーは悪天候のため中止した。 赤池さんは「読書というと家にこもりがちなイメージもあるが、神社で本を買い、古本を交換し、外で喫茶を楽しみながら読書する、という楽しみ方を提案したい。電子書籍の利用者も増える中、紙の本の読書文化を守るためにも半年に1回程度開きたい」としている。
【沼朝令和4年9月29日(木)号】
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